こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。
「ポジティブに生きたい」
この記事を読んでいるあなたは今、そう感じているかと思います。
ただポジティブに生きることで、被るデメリットもあります。
この記事では、ポジティブに生きることで待ち受けている人生や、ポジティブに生きるための方法、そして注意点を紹介しますね。
Contents
ポジティブに生きるとどんな人生が待っている?
あなたは、ポジティブに生きると、どんな人生が待っていると思いますか?
オーストラリアのメルボルン大学のブルース・ヘディとアレクサンダー・ウェアリングの研究によると、幸運な人には幸運がなんども訪れ、悲観的な人はネガティブなことをより多く経験していたことが明らかになっています。
ちょっとあなたの周りの人を感じてみてください。
やっぱりポジティブで前向きな人には、さらなる幸せが訪れていませんか?
実はポジティブな気持ちで生きるだけで、幸運が訪れるチャンスが増えるのです。
多くの人は、幸運な人に対して、「何か特別なことをしている」と思ったり、「何か見えない力の応援を受けている」と、自分の力が及ばないことのように感じていたりします。
でも、幸運を掴むのに一番の基本は、特別なことでなく「ポジティブに生きること」
そうと分かったら、希望が持てますね。
(参考:エレーヌ・フォックス『脳科学は人格を変えられるか』文春文庫、26頁。)
ポジティブに生きることで得られる人生のメリット
ポジティブに生きるのとネガティブに生きるのとでは、叶う人生は雲泥の差が出ます。
ポジティブに生きることで、大きなことから小さなことまで、あらゆることが変化します。
まず以下の3つのメリットが得られます。
- メリット1.自己肯定感が上がる
- メリット2.他人にイラつくことが減る
- メリット3.信頼されやすくなる
メリット1.自己肯定感が上がる
ポジティブに生きている人は自己肯定感が高いです。
たとえば、ポジティブな考えを持っている人は、ミスを悪いことだと思っていません。
何かミスをしたとしてもクヨクヨ悩まず、ミスから前向きに学び、次の経験に生かしていくことができます。
また、ミスをしても自分自身を否定しないので、自分をダメな人間だと思うことがありません。
ポジティブな人は、「ミスにより自分の価値が傷つくものではない」と捉えています。
そのため、ミスを学びの機会と捉え、自分に対して前向きな見方をしながら、成長していくことができるんですね。
物事をポジティブに捉え、そこから学び成長していけると、自分自身がどんどん変わる感覚を持つことができます。
すると自分の変化の実感が湧くのです。
自分で自分の変化の実感を感じられると自己肯定感が上がっていきます。
そして自己肯定感が上がると、新しいことへの挑戦もしやすくなります。
「自分ならできる!」とポジティブなイメージを持てることで、経験のないことにも積極的に取り組みやすくなっていくんですよ。
メリット2.他人にイラつくことが減る
ポジティブ思考の人は、他人に嫌なことを言われても、ポジティブに考えることができます。
それがたとえ、嫉妬や批判など一見ネガティブなことでもです。
たとえば、「嫉妬されるほど私は仕事ができて、周りから注目されている。自分に力がついてきた証拠だわ」などと心底思えたりもします。
このように、ポジティブに捉えられるようになると、周りの様々なことで落ち込んだりイラつくことが減っていくのです。
また自分自身に対して寛容な人は、他人のミスにも寛容になることができます。
人は、「こうしなければならない」と自分を厳しく縛っていると、そのルールを破っている人に対して、厳しい目を向けてしまいがちです。
たとえば、「きちんと挨拶しなければならない」と自分に課している人は、挨拶もせずに通り過ぎていく職場の同僚に対して、「礼儀知らずね!」などとイラッとしたり…
これは裏を返せば、たとえ社会のルールからはみ出しても、そのままの自分に満足している人は、ルールを破っている他人に対しても、温かい目で見ることができるということなんです。
メリット3.信頼されやすくなる
ポジティブな言動をしている人は、「この人に任せればきっとなんとかなる!」など、他人から信頼されやすくなります。
あなたもそうじゃないですか?
何か頼みごとをするときに、前向きな姿勢で「できます!」と答えてくれる人には、安心して快くお願いできませんか?
逆に、自信なさげな態度の人には、「この人に任せて本当に大丈夫かな…」と心配になるでしょう。
ネガティブな言動は周りから信頼を得られなくなります。注意しましょう。
またポジティブな考え方でいる人は、たとえ上手くいかないことがあっても、自分の手でより良い方向に変えられる!という自信があります。
そして実際に状況を自ら変えていくことができるのです。
だからすべてが順風満帆でなくても、状況や他人のせいにして途中で投げ出してしまうことはありません。
どんな状況でも、前向きにとらえて乗り越えていけるので、ポジティブな人は信頼されるのですよ。
ポジティブに生きるための5つの方法
多くの人はポジティブに生きたいと思っていても、どうしたらそうなれるか具体的に分かっていないかもしれません。
そこでここでは、ポジティブに生きるための5つの方法を紹介していきますね。
ほんの少し考え方を工夫したり行動を変えることで、あなたもきっとポジティブに生きることができ、幸せを叶えられるようになりますよ。
方法1.楽しいと思うことをする
私たち人間は、ポジティブとネガティブのどちらに傾きやすいか?というと、ネガティブに傾きやすい生き物です。
たとえばやりたくない仕事を無理やりしていると、苦しさ、悲しみなどマイナス感情が溜まり、人生を前向きに考えることが難しくなってしまいます。
明日も同じような一日が続くのかと思うと、未来に希望が持てないかもしれません。
人は、一日を終えたときに、マイナスなことよりプラスなことを思い出す時間が長い方が幸せでいられます。
たとえば、「今日はこんな楽しいことをやったわ!」という嬉しい気持ちや、「ずっとやりたいと思っていたことをやり遂げることができた!」という達成感など、プラスのことを思い出す時間が長いと、ポジティブな気持ちでいられるのです。
そのためには、あなたが心から楽しいと思うことをする時間を、毎日増やしてみてください。
心から楽しいことをしていれば、自然とポジティブな気持ちが湧き上がってきて、未来もきっと楽しいことが続くだろう…と、前向きな気持ちを持つことができます。
逆を返せば、楽しくないことを毎日やっていれば、未来も楽しくないことが続くだろうと、ネガティブな気持ちになっていくということですよ。
そうは言っても、すぐに一日を楽しいことだけで満たすのは難しい場合もありますね。
そんなときは、些細なことでも、プラスの感情を感じるようにしてみましょう。
たとえば、天気が良いこと、ご飯が美味しいこと、友人と楽しく過ごせたこと、一緒に暮らす動物さんが可愛いこと…
視点を広げてみると、自分の今の環境がどれだけ恵まれていることかが分かり、プラスの感情を感じやすくなっていきますから。
まずはそこからスタートしてみましょう。
方法2.やりたいことリストを作る
方法2は、方法1と似た形で、ポジティブに生きる方法です。
方法1では、現在楽しいことをすることでポジティブに生きることを選択していきます。
方法2では未来に楽しいこと、やりたいことの計画を立てることで、今をポジティブに過ごせるようになる方法です。
やりたいことや行きたい場所など、何でもいいので思いつくままにノートに書いてみましょう。
現実的に叶うかどうかはまずは気にせず、お金や時間、年齢といったものが何も制限がなかったら、自分はどうしたいのか本音を書き出してみてください。
やりたいことリストを書き出したら、次にそれらが未来に叶う前提で、毎日を過ごしてみてください。
たとえば手帳にそれを叶えるための予定を書き込んでおくと現実感が増し、必要な行動も取りやすくなります。
また、楽しい予定があると、多少今がつらくても、その予定に向けて前向きに今を生きることができます。
そしてときどき「やりたいことリスト」を振り返り、それらを叶える前提でいると、未来に希望が持て、ポジティブな気持ちで日々を過ごすことができるでしょう。
方法3.運動をする
運動をすると気分転換になり、ポジティブに生きるきっかけになります。
あなたも一日中オフィスにこもって仕事をしていたときに、ちょっと外に出て散歩をしてみたら、すごくスッキリして仕事の生産性が上がった、なんてことがありませんか?
運動をすると、脳からさまざまな物質が分泌されることが分かっています。
だから体を動かすと気分が爽快になって、ポジティブな気持ちになるのです。
たとえば、脳から分泌される物質の一つがセロトニン。
セロトニンは感情を安定させる効果があります。
セロトニンを増やすのに効果的なのは、「リズム運動」をすること。
「リズム運動」とは、一定のリズムで筋肉を収縮させたり弛緩させたり、同じ動作を繰り返す運動のことを言います。
具体的には、ランニングやウォーキング、水泳、サイクリング、踏み台昇降などです。
リズムを意識してテンポ良く反復運動をすることで、セロトニン増加につながります。
ウォーキングなら、ゆっくりと歩くのではなくテンポ良く早足で歩くことで、セロトニンの分泌が促進されます。
運動をしない生活を続け、反対に、セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症、更年期障害などの問題が発生しやすくなってしまうんですよ。
気分が冴えない、何だか体がだるいなど、普段と違った感覚になったら、セロトニンが不足しているせいかもしれません。
意識的に体を動かし、気持ちを上げていきましょうね!
(※引用:リズム運動とは何?効果や運動の種類・セロトニンについてもチェック!!)
方法4.ポジティブな言葉に言い換える
ポジティブ思考というと、考え方の根本から変えなくてはならないんじゃないか?なんて少し難しく感じるかもしれませんね。
でも、ネガティブな言葉をちょっと変えてみたり、自分の短所をポジティブに捉えるだけでも物事をポジティブに考えられるように変化していきます。
たとえば「飽きっぽい」ことは、「好奇心旺盛」、「心配性」は、「不測の事態に備えられる」などです。
そう、「飽きっぽい」ことは短所に見られますが、裏を返せば「好奇心旺盛」という長所になるのです。
飽きっぽい性格だと、同じことを繰り返しする単調な仕事は、すぐ飽きてしまうかもしれません。
その短所にフォーカスすると、他の人は黙々と作業をしているのに、すぐに飽きてしまう自分はダメ人間のようにも感じます。
でも、その裏返しである好奇心旺盛という長所に焦点をあてれば、別の自分に気づくことができますよね。
たとえば様々なことに興味を持ち、物事を多角的に見ることができるのは、好奇心旺盛な人だからできることです。
このように、自分自身の見方次第で、長所が短所になったり、短所が長所になったりします。
だから自分自身がどの面を見るかが大切になっていくんですね。
そして、どんな特性や経験にも、長所も短所もあります。
ですからあなたが短所だと思っていることや、人に言いたくないと思っているような過去の出来事などの、ポジティブな面に光を当ててみましょう。
消し去ってしまいたいような過去が、実はあなたの強みとなり、未来を輝かせてくれるのかもしれませんから。
このようにポジティブに言い換えていくと、物事の良い部分を見つけられるので、前向きでいることができますね。
方法5.ポジティブな人と一緒にいる
ポジティブな人や、自分が一緒にいて楽しいと思える人と一緒にいる時間を増やしましょう。
私たちは無意識のうちに、他人の感情や言葉に影響される生き物です。
心理学者エレイン・ハットフィールド氏とジョン・カチョッポ氏の調査によると、人は他の人のボディ・ランゲージや顔の表情、言葉の選択を真似ることがよくあるということです。
とくに言葉の選択は、ネガティブな言葉であるほどその傾向が強いそうです。
これは自分自身が幸せじゃなくても、幸せな友人と一緒にいるとその笑顔や言葉などに影響され、同じように幸せを感じることができるということです。
つまり、ポジティブな人や楽しい人と一緒にいれば、あなた自身もポジティブでいることができるのです。
一方で、感情伝播はネガティブな顔や表情、言葉についても同じです。
相手のネガティブな顔の表情や言葉などからも、私たちは影響を受けてしまいます。
だからこそ、ポジティブな人といることは、自身をネガティブから守るためにも大切ですよ。
これは、リアルだけでなく、ネット上の人間関係でも重要になります。
現代人はスマホ片手に生活していて、ネットに触れる時間が長くなっていますね。
愚痴ばかりのアカウントは見ないようにするなど、SNSの整理をしましょう。
(※引用:生産性泥棒との戦いシリーズ第4弾:習慣 V.S.プレッシャー)
ポジティブに生きるために気をつけること・注意点
ポジティブに生きるために、避けるべきことを3つ紹介します。
もし当てはまることをしていたら、それをやめるように意識するだけで、ネガティブ思考が減っていきます。
- 気をつけること1.過去のことで悩む
- 気をつけること2.自分を卑下する
- 気をつけること3.完璧にポジティブになろうとする
気をつけること1.過去のことで悩む
「あの時こうしていたら…」誰もが一度はそう思ったことがあるでしょう。
人生の大切な分かれ道の出来事ほど、過去を振り返り、くよくよしてしまうかもしれません。
でも、いくら悩んでも過去のことは変えられません。
変えられないことをいつまでも悩んでもどうしようもないので、潔くあきらめることも大切です。
過去の選択はどんなものであれ、「自分はベストを尽くした」と決めて、前に進んでいきましょう。
たとえ過去は変えられなくても、あなたは現在と未来をここから変えていくことができます。
今、あなたが過去の出来事をどう意味づけして、今どんなことを感じ考えるか。
それが今のあなたができることです。
そして、今どんな気持ちで生きるかがあなたの未来を創っていきます。
過去の出来事も、今と未来が輝くことで変化します。
だから過去を悔やむのではなく、より良い未来を叶えるために、今できることを精一杯していきましょう。
気をつけること2.自分を卑下する
自分を卑下したり、ネガティブな言葉を発すると、よりネガティブになってしまいます。
「ここが上手くできなかったな…」などと頭で考えているだけでなく、さらに言葉にすると、ことさら自分ができない人間のように思えてきますよね。
たとえ何か失敗したとしても、それを悪いことと捉え自分を卑下するのか、次に成功するための経験と捉え自分に誇りを持ち続けるのか、あなたはどちらも選ぶことができます。
出来事の解釈も、自分に対する見方も、すべて自分次第なのですから。
また、人生に起きる出来事はすべて「自分が幸せを叶えるために起きている」と決めることも一つです。
そのように決めると、どんな出来事があったとしてもポジティブな姿勢で日々を過ごすことができますね。
そのことでより、人生が良い方向へと向かうのです。
気をつけること3.完璧にポジティブになろうとする
ポジティブに生きることはもちろん良いことですが、でも、あまりにもポジティブ思考に偏り過ぎている場合は注意が必要です。
ポジティブ思考に偏り過ぎると、自分の実力を越えて「出来る!」と感じたり、無謀なチャレンジをしてしまうことで、取りかえしのつかないミスをしてしまうこともあります。
ネガティブ思考があるから、無謀すぎるチャレンジは控えようとか、チャレンジを成功させるためにどんな準備が必要か?など、冷静に考えることができるんですね。
ですから、ポジティブ・ネガティブの思考のどちらかが良いというのではなく、どちらにも偏りすぎないことが大切です。
ポジティブ・ネガティブ思考のバランスの大切さは、下記の記事でも詳しくお伝えしています。ぜひ併せて読んでくださいね。
幸せな人に共通する10個の特徴。人生を楽しむ考え方 | Yoshika Osuzu Official Site
まとめ
人生をより良くしたいと思ったら、ポジティブに生きることは不可欠です。
ポジティブに生きている人とそうでない人とでは、人生に起こる出来事も叶えることも、すべてが変わってしまいます。
だからいかに自分をバランスよくポジティブな人間に育てるかが大事なんですね。
私はあるとき、人生に起こるすべての出来事を「自分がより幸せになるために起こる」と決めました。
決める前の私は人生に起こる様々な出来事に翻弄され、いちいち一喜一憂していました。
でも、そう決めてからは「すでにゴールは決まっている」ので、揺れ動くことはなくなっていきました。
そうやって生きてきた結果、今、どんなことが起こっても揺るがない自分になり、さらに幸せを叶えられるように変化していったのです。
だから「決めること」って本当に大事です。
もし、あなたの人生に問題が多いなら、それを変えられるのは自分にしかできません。
そしてそれを変える最初の一歩は、自分の人生のゴールを決めることです。
人生に起こるすべての出来事は「自分が幸せになるために起こる」と腹をくくって、そのゴールに向かえば、必ずその結果を手にします。
人生は自分次第。
あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。