しあわせのレシピ

人生が暇すぎると感じるあなたへ。人生を変える3つの方法

こんにちは、大鈴佳花(おおすずよしか)です。

最近「人生が暇だな」「人生が退屈だな」「何だかつまらないな」と感じることはありませんか?

実は人生が暇だと感じてしまう原因は、科学的に証明されたいくつかの理由があります。
今回はそんな暇だと感じてしまう理由と、暇を解決する方法をご紹介します。

 

暇や退屈って悪いこと?

毎日仕事で忙しくしていると、週末のお休みが待ち遠しく感じるものですね。
連休があると、何をしようかと考えたりするのも楽しいものです。

いっそのこと、ずっとお休みが続けばいいな!なんて思う人もいるかもしれません。 

せわしない日常を離れて、目覚ましをかけずに好きな時間に起き、好きなことをひたすらして、眠くなったら眠る…
そんな自由な生活に憧れる人も多いでしょう。

でも、人によってはそういう生活を続けるのは、どこか悪いことをしているような気分になるかもしれませんね。 

 

「働かざる者食うべからず」という言葉あります。
日本では、忙しく働いていることが美徳、もしくは偉いというような風潮があるようにも思います。

みんなが忙しく働いているのに、自分だけ暇な時間がたくさんあるのは、何もしていないようでなんだか悪いことをしているみたい…なんて感じる人もいるでしょう。

時間に余裕があって、暇な毎日を過ごすことは悪いことと断定することは難しいですが、自由な時間を満喫できたとしても、時間に余裕がありすぎる場合は実は以下のようなデメリットがあるのです。

  • 暇のデメリット1.モチベーションが低下する
  • 暇のデメリット2.不安が増していく

 

暇のデメリット1.モチベーションが低下する

「張り」という言葉があります。
「生活に張りがある」「生きる張り合いがある」 と使うこともありますね。 

これは気持ちの充実感を指していて、何かに積極的に取り組もうとする意欲や気持ちを表しています。
そして生きる張り合いとは生きがいとも言えます。

私たちは、何かに意欲的に打ち込んでいるときは人生に張り合いがあり、モチベーションを高く保つことができます。

そして人生そのものが輝いて、面白くなるのです。
とくに目標がある場合には、一層人生は輝きを増します。

目標に向かって意欲的に行動を続けているときは、自分で人生をコントロールできているように感じます。
その状態に人は、輝きや面白さを感じるものなんです。
そして目標に向かって意欲的に行動しているときは、人生に希望を感じるものなんです。

 

反対に打ち込む何かがないと、人生のモチベーションが下がっていくことがあります。

時間に余裕があることは良いことですが、積極的に取り組めることや目標がないと、だんだん人生に対する喜びが低下してしまいます。

これはまさに、「生きる張り合いがない」という状態です。
人生の喜びを失ってしまう状態です。

自由な時間がたくさんあっても、毎日同じようなことの繰り返しで張りのない日々を過ごしていると、未来に希望が持てなくなってしまうのですね。

(参考:コトバンク)

 

暇のデメリット2.不安が増していく

「人は2000連休を与えられると、どうなるか?」という、面白い記事を見つけました。2000日のお休みをした筆者が、その間の感情の変化を綴った内容になっています。

2000日というと、1年は365日ですから、およそ6年くらいお休みをとったことになりますね。

この記事では、長期休みになった最初のうちは解放感や幸せを感じていましたが、最終的には人生に対して不安が増していったと言っています。

 

普段からやらなければいけない仕事でスケジュールが埋まっている場合、長期の休みが手に入ったら、嫌なことから解放された気持ちで嬉しくなるでしょう。

好きな本を読んだり、スポーツをしたり、時間は自由に使い放題です。

最初はそれまでできなかったことができて、きっと楽しいですよね。
でも休みが続くと、
やりたかったことも特別なことでなくなり、日常化していくことになります。

忙しかったときは「できないからやりたい」と思っていたことが、普通にできるようになると目新しさがなくなって、それは日々の当たり前の出来事に変わってしまうのです。

すると人は「暇」だと感じるようになります。
時間はたっぷりあるのに、なぜかやることがない状況になっていくんですね。

これが数日~数週間ならいいですが、あまりにも長い間何もやることがない場合は、実は将来に漠然とした不安を感じてしまうのです。

 

私は過去にスキューバダイビング中に事故を起こし、水を見ると過呼吸になるPTSDになっていますが、発症したときは、仕事を辞め、次の仕事を決めるわけでもなく長期休暇に入って半年くらい経ったときでした。

それまで毎日仕事に明け暮れて生きていたので、自由になりたかったのです。
だから自由な人生を満喫してやろう!と、憧れの「無職」になったのでした。

最初のうちは自由な時間がたっぷりあってすごく嬉しかったのですが、日に日にやることがなくなっていきました。

さらに次の夢や目標もなく、日々ただ惰性で暮らしているような状態でした。
すると突然PTSDを発症してしまったのです。

今感じれば、海の事故だけでなく、長期休暇から引き起こされた先の見えない漠然とした人生に対する不安なども影響していたと感じます。

(参考:人は2000連休を与えられると、どうなるか?)

人生を変えるきっかけをつかんだ人たちの声を読む

「人生暇すぎる」と感じたら…

長い人生の中で「人生が暇・飽きた」と感じてしまうことはあるかもしれません。

健康で仕事もあって、お金には困っていない。
家族も友人にも恵まれている。

毎日がつまらないわけじゃないし、そこそこ充実している。
それでもなんとなく退屈だと感じてしまう…

あなたもこれまでの人生で一度や二度、こんな想いを感じたことがあるのではないでしょうか?


十分幸せなはずなのに、「人生が暇・飽きた」と感じてしまうのはどうしてなのでしょう?

そして今、まさに「人生が暇・飽きた」と感じている人がいるかもしれません。
そこでここからは、忙しいことと暇なことの本質的な部分を掘り下げていきますね。

人生が暇だと感じてしまう3つの理由

移り変わりのない毎日で刺激がない

単刀直入に言えば、毎日同じような生活を送っている人は退屈を感じやすいです。

毎日同じ時間に起きて同じ道を通り、同じ職場へ向かう。
職場では同じ顔ぶれの人たちと働き、単純作業をこなす仕事を繰り返し、また同じ道を通って帰宅する。

同じことを毎日繰り返していると、代わり映えがなく、刺激のない退屈な人生になっていきます。
はっきり言えば「つまらない人生」だと感じるということ。

 

また、人生の多くの時間を費やすのは仕事ですが、ルーティンワークを行っている人は特に退屈だと感じやすい傾向があります。

ルーティンワークは慣れている仕事なので、楽に感じますよね。
新しいことや難しいことを考える必要もありません。新しいアイデアを考えることも必要ありません。
脳に刺激が少ないので、人生に退屈を感じてしまうのです。

 

さらにルーティンワークが好きな人は、自分の意思で人生をコントロールすることが苦手な場合があります。

なぜなら「新しいことを生み出す」ということを日常的にしていないからなんですね。

そこでもしあなたに思い当たるふしがあるのなら、「自分の意思で行動すると決め、その行動に自分自身で責任を持つ」という生き方をしてみてください。
すると退屈な毎日が刺激のあるものに変化していきますから。

 

日々生きる中で学びが少ない

ナポレオン・ヒルは、著書『思考は現実化する』の中で、「人の人生は考え方で決まり、考えていることが現実になる」と言っています。

そう感じてみると、あなたの人生が退屈だとしたら、あなたが「人生は退屈なものだ」と考えているということになります。
そして退屈な人生が現実になっていることになります。

 

実は私たちのこうした考え方が変化するのは、自分の憧れる生き方をしている人に出逢えたかどうかが大きく影響していると言われています。

なぜなら憧れる生き方をしている人との出逢いは、これまでと違った考え方を学ばせてくれ、自分の人生の方向性を大きく変化させてくれるものだからです。

そして私たちは、自分以外の誰かの生き方や生き様から学び、そこから理想の自分や未来像を決めていたりします。

理想の自分は、「これまでの人生で出逢ったことのないような、刺激的な人に出逢うと」生まれたりするのです。

 

日々の生活の中で、同じような人と会い同じような生活をしている人は、新しい発見や学びがあまりありません。
すると成長自体がないので、退屈を感じてしまうのです。

人生が暇・退屈だと感じていたら、あなたの理想となるような素敵な人を見つけてください。

素敵な出逢いのありそうなコミュ二ティなどに入ってみるのもいいかもしれませんね。

新しい人たちとの出逢いから、新しい価値観や考え方を知ることができ、あなたの人生にいい刺激を与えるきっかけになるはずです。

 

日々なんとなく退屈だと感じる

哲学者の國分功一郎さんは、著書『暇と退屈の倫理学』の中で、『形而上学の根本諸概念』講義において展開されているハイデガーの退屈論について紹介しています。

ハイデガーは、19世紀後半から20世紀にかけて活躍したドイツ出身の哲学者ですが、彼は「退屈」を3つの形式に分類しました。

その3つの退屈の形式の中の一つが、「なんとなく退屈であること」です。

 

私たちは毎日の生活の中で、単調なことが長く続いている場合や、同じことが繰り返されている場合になんとなく退屈な気持ちを感じてしまうものです。

いつもと違う予測不可能なことが起きたときに人は刺激を感じますが、何が起こるか予測できてしまう場合には退屈さを覚えてしまうんですね。

 

こういった退屈を解消していくためには、人生を楽しむための「訓練」が必要になります。

たとえば食事をとるときにも、いつもよりよく噛んでじっくり味わってみると、普段とは違った味を感じるかもしれません。

いつも一緒に過ごしている人との時間を大切にして、話をよく聞きしっかり向き合ってみると相手の違う一面を感じられるかもしれません。

そしていつも通る道をただ眺めるのではなく、昨日との違いを見つけるようにすると、新しい発見があるでしょう。

退屈だと感じることにも興味を持って、自分から新しいことを発見するように努めていけば、これまでとは違った輝きや楽しみ、刺激を見つけることができるでしょう。

(参照元:暇と退屈の倫理学)

(参考1:國分先生、人間は「暇」とどう向き合うべきなんでしょう?【前編】~BranCo!2019~)

(参考2:國分先生、人間は「暇」とどう向き合うべきなんでしょう?【後編】~BranCo!2019~)

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『暇・飽きた』を克服する3つの解決方法

解決方法1. 自分の人生を変えるきっかけを作る

人生を退屈だと感じる人は、まずは何か新しいことをするきっかけを作ってみてください。

ずっとやりたいと思っていたけれど、時間がないとかお金がないことを理由にしてやらずにしていたことがありませんか?

たとえば、これまであなたがやりたいと思っていたことは、英会話を始める、料理や楽器を習う、スポーツを始めるなど、いろいろなことがあると思います。

そういったことに思い切ってチャレンジしてみてください。

新しく始めることは慣れていないので、最初は上手くできず難しく感じてしまうかもしれません。
でもだからこそ、たくさんの刺激を感じます。
たくさんの面白さを感じます。

新しい場所で新しい出逢いもあるでしょう。
新しい出逢いを楽しみましょう。

新しい出逢いは新しい刺激をもらえることができますよね。
新しい刺激とは、新しい世界を発見するということです。

 

さらに、新しい体験で感じたことを他の人に話したり、ブログやSNSなどで発信をすると、今まであなたの世界にいなかったような人があなたに興味を持ってくれることがあります。

自分の体験をアウトプットし続けると、あなたと同じことに興味を持っていたり、あなたの考えに共感してくれる人が増えいくのです。

そうなれば、これまでとは違うタイプの人との出逢いが起こり、刺激的な楽しい体験ができるようになっていくでしょう。

自分から行動することで、退屈な人生に変化が起こせるのです。

 

解決方法2. 自分以外の人間を幸せにする行動をする

人生を暇・退屈だと考える人は、ある意味無気力な人とも言えるかもしれません。
無気力な人の周りには、やっぱり同じように無気力な人が集まってしまいます。

すると永遠に退屈な人生が続くことになるかもしれません。
それって最悪なことですよね。

野口嘉則さんの『鏡の法則 』という本があります。
ロングセラーになっているので、読んだ人も多いのじゃないでしょうか?

この本の中で野口さんは、「相手に与えたものが、そのまま自分に返ってくる」と伝えています。

たとえば、人に優しく接すると、周りの人も自分に優しく接してくれるようになります。
自分がイライラして相手に接すれば、相手もあなたに同じように接してきます。

つまり相手は鏡。

 

あなたは周りの人からどんなふうに扱われていますか?
ちょっと読むのをいったんやめて、感じてみてください。

もしあなたが周りの人にあまりにも嫌な対応をされていたら、あなたがそういう対応をしているからかもしれません。

そこで、まずはあなたの方から丁寧に周りに接してみるとか、誰かを笑顔にする努力をしてみるのはどうでしょうか?

ここでも「鏡の法則」が働くと考えてみてください。

人を幸せにしようとしている人の周りには、同じよう他の人を幸せにしたいと考える人が集まってきます。

結果的に、あなたが人を幸せにする人に変化すれば、「人生は暇・飽きた」という状態から幸せな人生に変化させていくことができるのです。

 

解決方法3. 人生の目標を作ってみる

あなたが単調な毎日を繰り返していると感じるのなら、これまで体験したことがないことを意識的にやることが大切です。

つまり、単調な毎日は、自分が創り出しているとまずは認めてください。
自分から単調な毎日を抜け出す努力が必要です。

そして目標を作ってみましょう。
目標は、仕事についてでも、趣味についてでも、どんなことでも構いません。
小さいことでも大丈夫です。

私たちは目標を作ると脳と意識が変わり、すぐに行動に変化が現れます。
目標を作ると、必然的にチャレンジする人生が始まるんですね。
そのチャレンジが、あなたの人生を面白く刺激的にしてくれるのです。

 

そして目標を持つと、同じような目標を持つ人たちが自然と集まってくるようになります。

なぜなら私たちの脳には目には見えませんが、ネットワークがあるからです。
そのネットワークを通じて、同じ目標を持った人が集まってくるんですね。

同じ目標を持った人との関わりは、お互いに切磋琢磨することになり、あなたの人生をより輝かせてくれますよ。

(参考:生きる意味や目的を見失う理由と対処法10選)

人生を変えるきっかけをつかんだ人たちの声を読む

まとめ

実は私は20代のころ飽きっぽく、一つの会社がなかなか続きませんでした。

入社したてのころは、会社で業績を上げることが楽しくて刺激のある毎日なのですが、数か月もすると、私の業績を抜かせる人がいなくなるので、刺激がなく飽きてしまうのです。

だからまた別の会社に入社して、トップを目指す、ということを繰り返していました。

これは別に自慢しているわけではないんです。
むしろ私は、自分が仕事に飽き刺激がなくなって転職を繰り返すことを悩んでいました。

そんな毎日を過ごしていると、あるとき私の人生が価値のないようなものに感じたことがありました。
そして自分は、物事の続かないどうしようもない人間だと感じたのです。

会社での業績はいいのですが、継続して勤務できないことで「自分は何も成し遂げられない人間」のように感じてしまったのです。

当時は私の人生を楽しくしてくれるものが、「自分以外の何か」によってもたらされると勘違いしていたのだと感じます。

 

あるとき私は、こんなふうに考えを変えることにしました。
それは仕事の時間を、「自分で楽しくする」ということです。

たとえば「今日はみんなに私の方からおはよう!と挨拶しよう!」と決めたら、先に挨拶をする。

「今日一日笑顔でみんなに接しよう!」と決めたら、朗らかな笑顔でみんなに接するなど。

ゲーム感覚で、飽きてしまった仕事を楽しむように変えてみたのです。

すると、最初はゲーム感覚だったものが、少しずつ心境が変化して仕事が面白くなっていきました。
そして仕事に集中して取り組めるようになり、業績もさらに伸び、お給料も上がりました。

気づくと同僚からは信頼を得られるようになり、
周りの環境がみるみる変化していったのです。

私は刺激のない毎日を変えるため、ちょっと自分で工夫しただけでした。
でもそのことで、これまで以上に仕事が楽しいものへと変化していったのです。
そして仕事が楽しくなると、人生そのものが楽しく、刺激的なものへと変化していったのです。

 

今私は人生において、大切にしていることがあります。
それは、「人生は自ら風を起こさなければ変化しない」ということです。
だから人生をさらに面白くしたいと思ったら、自分から行動しています。

面白いことは待っていても向こうからやってくることはありません。
自分から面白くしなければ、本当の意味で面白くなることはないのです。

もしあなたが人生が暇だ、飽きたと感じているのなら、もしかすると面白いことが外からやってくると思っているのかもしれませんね。

まずは自分で面白くしてみましょう。

自分の意識しだいで、今日一日がどんなものになるか変化します。
その積み重ねが、あなたがどんな人生を叶えるかを決めていきます。

「人生は自分次第」そう思って行動すれば、今すぐに刺激的な人生が始まりますよ!

あなたの人生が輝くものになりますように、私はいつも応援しています。