しあわせのレシピ

人生に絶望したとき、何をしたら復活できる?疲れた今を抜け出すために知ってほしい言葉

こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。

「人生に絶望して疲れてしまった…私、復活できるの?」
仕事や生活の中で絶望感や喪失感を覚えることはあるかと思います。

この記事では、疲れてしまったあなたの支えとなる言葉や、避けるべきことなどを紹介します。

人生に絶望して疲れてしまった…私、復活できるの?

どんなにあがいても、つらい、苦しい状況が続いてしまう。突然の出来事に、目の前が真っ暗…誰でも、大なり小なり、人生に絶望して疲れてしまうこともあるでしょう。
そんなときは、果たして復活できるのか?不安になるかもしれません。

結論から言えば、今はどんなに未来に希望を見出せなくても、いずれあなたは復活できます。そこで今日は、絶望・疲労感がスッキリ抜け、元気を取り戻すために意識してほしいことをお伝えしていきますね。

仕事や日々の人生に絶望したときに一度目を向けてほしい5つのこと

絶望して心が折れそうなときは、まず以下の5つのことに一度目を向けてみてください。

  1. 時間が経つのを待つ
  2. 今まで大変に感じていたことをすべてやめる
  3. すべて忘れて寝てしまう
  4. 環境は変えられることを思い出す
  5. 好きなものを好きなだけ食べる

1.時間が経つのを待つ

「時が解決する」という言葉があるように、つらい気持ちは時間が解決してくれることがあります。

たとえば、失恋直後はショックで立ち直れないと思うようなことってありますね。でも
少しずつ恋人がいない生活に慣れていき、気持ちが自然と落ち着いてくることがあります。

何か特別なことをしなくても、時間が経つとともに気持ちが和らいでいくと決めて、ただ時の流れに身を任せてみてください。
気づいたときには心が穏やかになり、元気を取り戻していることでしょう。

 

2.今まで大変に感じていたことをすべてやめる

今まで追い詰められていたことをやめることで、心が楽になる場合があります。
大変に感じていたことから一度離れることで、心に余裕ができた状態で、物事や自分を見つめ直すことができます。
そして追い詰められていたときとは違った見方ができるようにもなるでしょう。

また、限界まで追い込まれているのであれば、諦めても良いのです。諦めることを投げ出すことのように感じる人もいるかもしれませんが、むしろ、自分に合う道ではないときは、諦めた方が良い場合もあります。

その理由は以下の記事で詳しく解説していますから、読んでみてくださいね。

人生諦めたら楽になる?無気力な人は諦めた方が成功するのか

 

 

3. 全て忘れて寝てしまう

目の前のことを全て忘れて、一度ぐっすり寝てしまうことも一つです。
充分な睡眠は脳内の疲労を解消させるので、スッキリするでしょう。

さらに睡眠は脳だけでなく、体全体を休ませてくれます。
肉体の状態は心の状態にも反映されるので、寝ることで心身ともにリセットされ、思いつめていた気持ちが晴れるでしょう。

(参考:睡眠の重要性とカラダへ及ぼす効果)

 

4.環境は変えられることを思い出す

ハーバード大学のニコラス・A・クリスタキス教授は、つき合っている人の好みや生活習慣だけでなく、幸福度も伝染すると言います。
あなたが人生に絶望している理由は、つき合う人のせいかもしれません。

もちろん自分の人生がうまくいかないことを誰かのせいにすることはできませんが、しかし、もしそんな環境にいるとしたら、会う人や働く場所など、環境を変えることによって絶望していた人生を変えることもできるでしょう。

一度、あなたの今の環境を感じてみましょう。
あなたの周りに人生に絶望している人や、人生に希望を持てていない人はいますか?そういう人と関わることで、あなたは伝染しているのかもしれません。

(参考:肥満も禁煙も幸福も伝染する!ハーバード大学の超人気教授が説く目からウロコの“アナログ”絆(きずな)論 ~フェイスブックやツイッターでは得られない“オフライン”ネットワークの驚くべき力)

 

5.好きなものを好きなだけ食べる

好きなものを食べているときはエンドルフィンという幸福物質が出て、幸せな気分になります。ですから気持ちが落ち込んでいても、好きなものを食べることで幸せな気分に浸ることができるでしょう。

そしてただ食べるのではなく、五感を使っておいしさをしっかり味わって食べることで、満ち足りた気持ちをより感じることができるでしょう。

大阪大学大学院の山本隆教授によると、おいしく食べられる人は高い免疫能を持っており、結果として長生きできる効果もあるそうです。
おいしく食べることは、心が満たされるだけでなく長生きにも関係していて、一石二鳥ですね。

(参考:山本隆「おいしさを楽しむ脳の仕組み」(大阪大学大学院人間科学研究科))

 

人生に絶望して疲れたあなたの背中を推してくれる名言

名言1.エレノア・ルーズベルト(ファーストレディー)

「人生は生きることが大事なのです。いつも好奇心を持ち続けることです。どんな理由があっても決して人生に背を向けてはいけません」

人生を諦めたいと思うことって誰でもあると思います。でも、とにかく生きることが大切です。なぜなら、あなたはあなたを生きるために生まれたのだから。

そして人生に対して好奇心を持ち続けてください。人生に好奇心を持っていれば、生きる意欲が湧いてきます。前向きな気持ちで生きるうちに、好きなことが見つかったり、問題解決の糸口が見つかるでしょう。

名言2.マーク・トウェイン(作家)

「自分を元気づける一番良い方法は、誰か他の人を元気づけてあげることだ」

先が見えなくて不安なときに大切なのは、自分のことばかりにならず、周りの人にも意識を向けてみることです。

笑顔で元気よく挨拶する、周りの人の夢を応援してあげる…小さなことでも今のあなただからこそしてあげられることがあるはず。誰かに対してできることをしている内に、自分の内側に力が湧いてくることを感じるはずです。

名言3.アンネ・フランク(アンネの日記著者)

「希望があるところに人生もある。希望が新しい勇気をもたらし、強い気持ちにしてくれる」

今、どんな環境にいたとしても、明るい未来を決めましょう。
昨日よりも今日が、そして昨日の私よりも今日の私が、より良くなっていくと決めましょう。

未来への希望を持つことで、こんなことをやってみよう!というアイデアや行動する勇気が湧いてくることに気づくはずです。そして希望は、自分の中に眠っていた強さを引き出してくれるでしょう。

あなたの中の強さを引き出せば、必ず、自分らしく生きれるようになっていきます。
希望こそが人生を輝かせてくれるのです。

名言4.スヌーピー

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ… それがどういう意味であれ」

あなたが得意なこと、苦手なこと、境遇…。すんなり受け入れられる点もあれば、不満を言いたいこともあるかもしれません。

でもあなたがどんなに願っても、あなたはあなた以外の人になることはできません。
こうだったら良かったのに、ああだったら良かったのにと願っても、状況は変わることはありません。

今手にしているカードを全てを受け入れ、活かし、等身大のあなたで勝負してください。与えられているもので勝負すると覚悟を決めたとき、持っているものが本当の力を発揮し、新しい人生の扉が開いていきます

名言5.チャーリー・ブラウン

「正しい答えが人生のすべてじゃないでしょう?」

あなたは人生に、正しいことを求めているかもしれません。その気持ち、よく分かります。だって正しい道を行けば、転んで痛い思いをしなくて済むかもしれないのですから。

でも、正しい答えが、人生のすべてではないのです。

確かに学校や会社では与えられた条件下で、決められた正解というものがありますね。
でも世の中でいう正しい答えの中に「自分の感じる答え」がなければ、それに従わなくていいのです。

周りに流されず自分の納得する答えを導き出すことが、人生においてとても大切なことになります。

なぜならそれが人生というものだからです。
そしてそれがあなたが生まれてきた意味だからです。

あのとき別の選択をしていれば…そんなふうに後で後悔しないために、自分の納得のいく答えを自分の内側から導き出しましょう。

世間一般的な正しさではなく、あなたの心や魂が満たされるかどうかをよく感じてください。頭で正しいと思っても何か違和感を感じたら、その正しさの中には、あなたの喜びの未来はないのかもしれませんね。

 

名言6.ココ・シャネル(デザイナー)

「人生がわかるのは、逆境のときよ」

人生どうにもならなく、逆境に立たされたとき、絶望を感じてしまうこともあると思います。

でも、その人がこれまでどんな人生を生きてきて、何を学んできたかは、人生が逆境になったときに初めて分かります。
逆境のとき、慌てふためくのか、肝を据えてこれまでの人生の学びを活かして乗り越えるのか、その人のそれまでのすべてが分かるのです。

さらに言えば、逆境のときこそ「人生の本質」も分かります。人生の本質とは、「人生とはそもそもなんなのか?」ということです。

人生が順調なときは「人生とは何か?」「人は人生で何を目指しているのか?」ということがなかなか気づけません。人は逆境のときこそ、「人生」そのものに対する理解が深まります。

そしてその人の人生がどうなっていくかが分かるのは、ある意味、逆境とのときとも言えます。つまり、逆境をどう乗り越えていくかです。

 

あなたが逆境のときは、それをバネにして新しい自分と人生を創っていくと決意してください。決意し目指す未来に向かいましょう。そしていつかあのときの逆境があったからこそ、今の私があると言えるように乗り越えていきましょう。

人生は、「逆境のときに何を選択し、どう乗り越えるか」で決まります。

名言7.エジソン(発明家)

「わたしは、決して失望などしない。なぜなら、どんな失敗も、新たな一歩となるからだ」

一般的に失敗はネガティブに捉えられがちですね。誰もができれば失敗したくない!と思うでしょう。
でも失敗をしたことで、新たに得られる経験、知見があります。失敗しなければ知ることのできないことがあるのです。

成功したときはその要因が分かりにくいものですが、失敗したときはその要因は明らかで、次はどうしたら成功できるか具体的に気づくことができるでしょう
それは実際に経験したあなたしか得られない貴重な「財産」です。

そう、失敗とは財産。
他人には見られたくないような、恥ずかしい失敗のように感じても、それは成功のための次なる一歩となっていくものです。

 

名言8.ゲーテ(ドイツの詩人)

「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと、生きる道が見えてくる」

自分にできるだろうか?そんなふうに疑ってしまうことがあります。するとなかなか前に踏み出せなくなることがありますね。
でも、できるかもしれない!やってみないと分からない!と自分自身を信じてみると、自ずと進むべき道が見えてくるものです。

できるだろうか?と疑ったときと、できる!と自分を信じたときでは、目の前に現れる道がまったく変わります。だから自分ならできると信じて、一歩踏み出しましょう。

勇気を持って踏み出した一歩から、あなたの可能性がどんどん広がっていきますよ。

 

名言9.瀬戸内寂聴

「一日一日を大切に過ごしてください。そして、『今日はいい事がある。いい事がやってくる』『今日はやりたい事が最後までできるんだ』この事を思って生活してみてください」

今日も明日も同じ毎日が続くと思うと、目の前の今日がおざなりになってしまうことがあります。でも、今日の瞬間にフォーカスすれば、今に全神経を集中することができます。すると、今日一日の輝きが増してくるでしょう。

一日を丁寧に過ごすには、その日一日どう過ごすかを決めること。だから一日の始めに「今日はいい事がある。いい事がやってくる。やりたい事が最後までできる」と決めましょう。ゴールを決めれば、その通りの一日になることに気づくでしょう。

その一日一日の積み重ねが、あなたの幸せな人生になっていきますよ。

 

もし今あなたが中学生・高校生で人生に絶望しているなら

行きたかった志望校に入れなかった。友達から仲間外れにされて、学校に行きたくない…何だかやる気がでない、虚しさを感じてしまう…

キラキラしている友人と比べて落ち込んだり、どうあがいても答えがでない問題につまずいてしまったり、やる気が出ず体が動かなくなってしまったり…

そんなのは自分一人と思うかもしれませんが、誰しも生きていく中でチャレンジに遭遇することがあります。だからあなただけではありません。

大きなチャレンジに挑んでいるあなたを、まずは大切に労り、受け止めてあげましょう。
ネガティブな感情を悪いものとせず、それにしっかり耳を傾けると、何があなたにとって大切であるかが分かります。

私が中学2年生の夏休み、父が難病になり自殺しました。父が死んだ翌日の空はとても青く、モクモクした入道雲が太陽に照らされ美しく輝いていました。私はそのとき思ったのです。私がこんなに悲しんでいるのに、地球の営みは止まることなく続いていくんだなって。

それから私の世界は色を急激に失い、モノクロの暗い世界を生きていくことになりました。

でも、高校生になると、担任の先生や友人に恵まれ、私は少しずつ自分を取り戻していきました。そして大学生になると、やっぱり担任の先生や友人に恵まれ、また少しずつ自分を取り戻していきました。社会人になったとき、やっぱり上司や同僚に恵まれ、さらに少しずつ自分を取り戻していきました。

…今振り返ると、絶望の人生から私が立ち直る過程には、たくさんの人たちがいました。


大人になった私があなたに言えることは、人生はまだまだ長いということです。これからいくらでも逆転できるし、この先様々な可能性が広がっています。

一人で抱え込んでいてつらくなってしまうときは、素直な気持ちを、信頼できる両親、友人、先生など周りの人に話してみましょう。誰かに自分の想いを話すことで気持ちが軽くなるでしょう。

そうやって助けを求めることで、誰かがきっと手を差し伸べてくれるはずです。あなたは決して一人じゃないと覚えておいてくださいね。

 

人生に絶望して疲れているときに避けること

最後に、人生に絶望して疲れているときに避けたい2つのことをお伝えします。

  • 避けること1.お金をつかって憂さ晴らしをすること
  • 避けること2.自分を追い詰めること

避けること1.お金をつかって憂さ晴らしをすること

私たちは、人生に絶望して疲れているときに、気分を変えるために好きなものを好きなだけ買ってみたり、パーッとお金を使うことで憂さを晴らしたい!という衝動を感じることがあります。

確かに、好きなものを好きなだけ買ったりお金をパーッと使うことで一時的に絶望から目を背けられ、気持ちが晴れたように感じることがあります。
でも根本的な問題解決にはならないので、結局後から後悔をする羽目になるのです。

人生に問題が起こったときに問題から逃げるのはむしろ逆効果です。もし衝動的にお金をつかって気持ちを晴らそうとする自分に気づいたら、ゆっくり深呼吸して、一度我に返りましょう。

避けること2.自分を追い詰めること

絶望して疲れてしまっている自分を責めるのは、かえって逆効果です。自分を奮い立たせるために、こんな自分じゃダメだ、と自分の弱さを責めることは短期的には効果があるかもしれません。でも結果としてストレスが増えて、より絶望感を味わうことになってしまいます。

高い理想を持っていたり強い自分でありたいと願うほど、自分を責めたくなることがありますね。でも、自分で自分を責めて追い詰めてしまうことは避けましょう。自分の弱さを受け入れられることも、あなたの強さですよ。

(参考:図解でわかるスタンドードの自分を変える教室 36-37頁)
(参考:図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室 36-37頁)

 

まとめ

人生生きていれば、誰もが一度は絶望を感じることがあると思います。
もうこの世の終わり…後がない…そんなふうに追い詰められたような気持ちになってしまうこともあるでしょう。

私自身、これまでの人生で何度も絶望を感じ、何度も死にたいと思ったことがありました。でもなぜそのとき死ななかったのかと言えば、最後の最後にはやっぱり希望を捨てず、問題から逃げず、ゴールを決めて乗り越えてきたからです。

この言葉だけ聞くと、なんだか根性が必要で、とても大変なように感じるかもしれません。
そこで、私がやっていた「違う視点」から問題解決の方法を最後にお伝えしますね。

それは「未来からの手紙」を自分宛てに書くこと。
絶望の人生を乗り越えた後の自分から…という気持ちで「未来からの手紙」を今のあなた宛てに書いてみてください。

未来のあなたは、「あのときのあなたがいたからこそ、今の私は幸せになった!ありがとう!」と言っています。

実は手紙を書くことで、あなたの脳はそれを乗り越えた未来、そして今の出来事に感謝するような未来をゴールに設定するので、自ずと問題を解決する道を探すようになるのです。これが脳の仕組みであり、ゴール設定の威力です。

そしてちょっと不思議なことを言えば、その未来は「すでに存在しています」
だからあなたが書いた手紙は今のあなたが書いたとも言えますが、未来のあなたが書いたとも言えるのです。

幸せな未来のあなたは確かに存在しています。そのことを決して忘れないでくださいね。

あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。