しあわせのレシピ

勇気がない2つの原因と勇気を身につける4つの方法

こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。

「勇気がない」何かアクションを起こそうとしても、勇気が出ずにあきらめてしまうこともあると思います。

この記事で紹介する「勇気を身につける3つの方法」を読めば、自信がないあなたでも勇気を持てるヒントを得られます。

「勇気」とはそもそも何か

今、これを読んでいるあなたは、勇気を出して何かにチャレンジしよう!と思っているかもしれません。

ここから人生を変えよう!とか、ずっとやりたかったことにチャレンジしよう!とか、意欲的になっているかもしれません。

「勇気」とは、そもそも何だと思いますか?

辞書では「困難や危険を恐れない心」と説明されています。


何か新しいことにチャレンジするとき、私たちは勇気が必要になりますね。

たとえば、進学、就職、起業などといった、ライフステージの変化のときに必要になることが多いです。

なぜなら環境がガラッと変わることは、自分にとってのチャレンジだから。
勇気を出して取り組まざるを得ないからです。

そして今、そんな場面にあなたがいるとしたら、ぜひここで勇気を身につけて、やりたいことにチャレンジし、生きたい人生を叶えていってくださいね。

(参考:勇気の意味・使い方)


勇気がないことで陥ってしまうこと

実は勇気がないのは「百害あって一利なし」

そこでここでは、勇気がないことで陥ってしまう、3つの事態を紹介していきます。

どれもマイナスなものなので、できるだけ早く勇気を身につけた方が人生が良い結果になっていきますよ。

1.悩んでばかりで時間が無駄になる

勇気が出ない人は、「行動を起こそうとする→勇気が出ない→悩む」という無限ループにハマってしまい、時間を浪費していたりします。

すべてのことに言えますが、実際にスタートしないと先のことはわからないものですね。

モンモンと悩むだけでは、限りある人生の時間を無駄にすることになってしまいます。

そしてチャレンジしたら案外簡単だったり、やってみたからこそ思いつきもしなかったハードルが見つかることもあります。

つまり、行動することでしか気づけないことがあるのです。


また行動に移す人は、悩む時間が少ないです。

つまり必要なことをしっかり考えたら、すぐ行動に移せるんですね。

ある程度考えきったら、さらに悩むよりも、実際に行動に移してその感覚から学んだ方が速くたくさんのものを得ることができます。

頭の中でただ悩むだけなのと、行動のために必要なことを考えたり準備をすることは違いますよね。

行動のために必要な準備であれば、行動に役立ちます。
でも、ただ頭で悩むだけなのは非生産的で、時間だけを浪費してしまいます。

2.物事を先延ばしにしてしまい、成長できない

勇気がないので、新しいことやハードルが高いことに挑戦できない人がいます。

新しいことやハードルが高いことに挑戦するのは、不安になったり怖くなったりします。

だからつい「今挑戦しなくてもいいや…」と二の足を踏んでしまうことがあるのです。


私たちは、その脳の作りにより現状維持を望む生き物です。

現状に何か大きな問題がなければ、本音を言えば、わざわざ勇気を出してチャレンジしたくない。

だから本気で人生を変化させるには、「リスクを冒しても私は変化したいんだ!」という強い気持ちが必要です。

強い気持ちを持てないと、行動を計画しても、今じゃなくていいや、今日じゃなくていいやとついつい先延ばししてしまいます。

そして気づいたら新しい挑戦から逃げ続けて、現状維持のまま成長できなくなってしまうのです

さらに実際は、現状維持を選ぶとジワジワと現状は下降していきます。

つまり現状というのは維持することはできず、私たちは今よりも良くなるか、または悪くなるかしかないのです。

3.自信がつかず悪循環に

先程、新しい挑戦には失敗するリスクや恐れや不安も伴うと書きました。

じゃあここで反対に、挑戦しないことのデメリットを考えてみましょう。

挑戦しないというのは、新たな成功体験が増えないということですよね。

私たちは成功を重ねて、自信をつけていきます。

つまり自信というのは、自分の気の持ちようだけでなく、成功体験によって強固になっていくのです。

だからいくら「私ならできる!」と強く思っていたとしても、それを裏付ける経験がなければ、心底自信があるとは思えないものなんです。

「失敗するのが怖いから…」などと新しい挑戦を避け続けていたら、いつまでも自信をつけることができません。

そして、新しい挑戦を避け続けていると、自信がない自分が定着してしまい、うだつのあがらない人生を叶えてしまうのです。

「自信がないから不安になる、そんな状態でいると勇気も出なくて挑戦できない」といった悪循環に陥ってしまうのです。

あなたに勇気がない2つの原因

以下で、あなたに勇気が出ない原因を2つ紹介していきます。

どちらの原因も、自分一人で考えていることです。つまり、自分自身の考え方や気持ちに起因しています。

ということは…

自分以外の他の誰かのせいで、あなたが勇気がない状態になっているわけではありません。

それは逆に言うと、自分さえ変われば、すぐにでも状態を変えることができるということなんです。

だから希望を持ってくださいね!

原因1.どこかで「このままでいい」と思っている

あなたは、何かをやりたいと思っているものの、どこかでこのままでいいと思っていないでしょうか。

たとえば、「もっとやりがいのある仕事に就きたい」と思っているのに、新しい職場で一からやり直すのは面倒くさいなぁ~とか、転職活動が大変だなぁとか、周囲に反対されそう…などの理由をつけていませんか?


私たちは親との関わりや学校教育の中で、無意識のうちに型にはまった状態になってしまっていることがあります。

「迷惑をかけてはいけない」とか、「先生の言う通りにして失敗していけない」など、親や先生から注意を受けてきたことが記憶に残っていたりします。

そして無意識にそれに当てはめて行動していたりします。

そんな過去の影響で、小さい世界で生きることを、ずっと選び続けてしまっている人もいます。

あなたは大丈夫ですか?

原因2.失敗する不安がある

失敗することを想像して、ネガティブになってしまい、行動する勇気が持てない人もいるでしょう。

あなたが日頃から不安を感じやすいタイプだったり、過去に大失敗して痛い思いをした経験があったりすると、失敗する恐怖からなかなか行動する勇気を持てないでしょう。

そういう人の中には、「失敗=ダメなこと」「一発で成功しなければならない!」という思い込みがあったりします。

そのような思い込みがあると、行動にブレーキがかかってしまうのです。

なぜなら、それらの思い込みが意思決定に影響を及ぼし、その意思決定により行動ができなくなってしまうから。

たとえば、「失敗=ダメなこと」という思い込みがあると、「ダメなこと、つまり失敗を避けるようにしよう」という意思決定になります。

すると、失敗のリスクが少しでもあることに対して行動しなくなってしまうのです。


反対に、もしあなたが「失敗=次の成功の種」という思い込みを持っていたらどうでしょうか?

「失敗も、いずれ成功につながるのだから、たとえ失敗してもよい。とにかく行動して経験することが大切」という意思決定になります。

すると、少しハードルが高いことでも楽な気持ちで行動することができるでしょう。


つまり、自分がどんな思い込みを持っているかが、自分の行動に影響を及ぼしています。

あなたが今、行動を妨げるような思い込みを持っているなら、まずその思い込みは本当か、客観的に感じてみてください。

勇気がないあなたが勇気を身につける4つの方法

ここまで読んで、あなたが勇気を持てない原因が具体的にわかってきたでしょうか?

そこでここからは、以下で勇気を身につける方法を4つ紹介していきますね。

ポイントは、とにかく難しく考えないことですよ。
難しく考えていると、泥沼にはまってしまいますから。

そして、すぐにできることから始めることを意識してください。

方法1.勇気が出る名言に触れる

今でこそ著名な人物となっている人も、失敗のリスクがあっても挑戦し、ときに失敗に直面し、それでも諦めずに行動し続けてきたからこそ、今があります。

そのような人物の名言に触れると、あなたも気持ちを奮い立たせることができるかもしれません。


たとえば投手と打者の「二刀流」で、アメリカのメジャーリーグで日本人としてイチローに続き二人目のMVPを受賞するなど、既存の常識を打ち破って活躍されている、大谷翔平選手。

メジャーに挑戦するときに日本ハムの栗山監督に対して「成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみることの方が大事」と伝えたと言われています。

この言葉って、本当にその通りだなと私は思うんです。


あなたに本当にやりたいことがあるのなら、挑戦してください。

成功するか?失敗するかは、「輝いた人生に」関係ないのです。

とにかく挑戦することが人生を輝かせてくれるものなんです。
そして、生きてる実感を感じさせてくれるものなんです。

さらに、挑戦して失敗することこそが、その人の財産になると唱える著名人もいます。

ホンダの創業者である本田宗一郎は、「失敗が人間を成長させると、私は考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う」という名言を残しています。

同氏には「日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである」という名言もあります。

これは、失敗を恐れて何もしないことへのリスクを強調しているんですね。

そうは言っても、失敗したらショックを受けたり、落ち込んでしまうこともありますよね。
だって私たちは人間ですから。


そんなときはアメリカの教育家・社会福祉活動家・作家である、ヘレン・ケラーの言葉が挑戦し続けるあなたを勇気づけてくれるでしょう。

「元気を出しなさい。今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです」

「見えない、聞こえない、話せない」の三重苦を抱えながらも、努力を重ね、前向きに生きたヘレンの言葉は、どんなときも希望が溢れています。

(引用:名言ディクショナリー)

(参考:MLB大谷翔平ニュース速報)

(参考:本田宗一郎の名言・格言)

(引用:失敗の名言)

方法2.失敗してもやり直せると理解する

「失敗すると取り返しがつかない」というくらい、失敗を重く捉えすぎている人がいます。

すると、失敗するのが怖くて現状に踏みとどまってしまいます。

あなたはどうですか?
失敗したら、本当にもう取り返しがつかないのでしょうか?

「失敗すると取り返しがつかない」と考えることもできますが、その一方で、「失敗することに意味がある」「失敗は学びの機会」ととらえることもできます。

そして実際に「失敗することに意味がある」「失敗を学びの機会」ととらえている人は、困難に直面しても悲観的にならずに、失敗を教訓としてとらえています(※)。


失敗したらもう取り返しがつかないとネガティブにとらえていると、おかしてしまった失敗に気を取られてしまいます。

そんな状態では、落ち着いて失敗を分析することは難しいですね。
そして失敗した現実から逃げたくなってしまいます。

でも、後者のように失敗を貴重な学びの機会と前向きにとらえられると、失敗から目を背けずにしっかり受け入れることができます。

そしてそこから学び、未来のより良い結果を得ることにつなげることができるのです。

大切なことは、失敗するか成功するかよりも、その経験から学べるかどうかなんですよ。


また、私たちはスムーズに事が進んでいると、同じやり方を繰り返してしまいがちです。

でもそんなときに思いがけず失敗してしまったことが、上手くいっているときには気づけなかった、より良いやり方に気づかせてくれることもあるのです。

だから失敗というのは、より大きく飛躍するきっかけにもなるんですよ。

(※参考:「失敗に対する価値観の構造」『教育心理学研究』)

方法3.スケジュールに余裕を持って行動する

もしあなたが失敗を恐れて勇気が出ないのであれば、スケジュールに余裕を持って行動することが、効果的です。

なぜなら、ギリギリになってあわてて課題に取り組むと、余裕がなくなり失敗する可能性が高まってしまうんですよね。

時間がないと思うと、不安になったり焦ったりして、集中できなくなります。

さらに時間がないというプレッシャーの中だと衝動的な判断をしてしまいがちです。

後から落ち着いて考えてみると、「やってしまった!」と思うようなとんでもないミスをしていることがあるのです。

あなたにもそんな経験はありませんか?

反対に、時間に余裕があれば落ち着いて行動できますよね。

失敗したくないから勇気が出ない人は、とくに時間に余裕を作ることが大切です。

(参考:藤田正「先延ばし行動と失敗行動の関連について」『教育実践総合センター研究紀要』46ページ)

方法4.大きな勇気は持たなくていい

ここまでは、いかにして勇気を持つかの方法を説明してきました。

でも、そもそも行動することが目的で、勇気を持つことが目的ではないですよね。

だから勇気を身につける方法を深く考えるのではなく、悩む前にとにかく小さな行動をしてみてください。

転職しようか悩んでいるのなら、最近転職した友人に話を聞いてみるとか。

身近な人の体験談を聞けば、転職に対する気持ち的なハードルも下がって、行動しやすくなります。

小さくてもいいから、とにかく何か行動してみることで、頭の中でグルグル考えていたときには得られなかった、生の情報を得ることができます。

生の情報は、ネットなど巷に溢れる情報よりもあなたにとって貴重なものになり、今後の行き先を照らす道標になります。


また、行動に移す前から、大きなゴールを設定してしまう人がいます。

もちろん最終ゴールは大きくていいですが、最初から大きな目標だと動けなくなってしまいます。

楽な気持ちで挑戦するには、小さな行動から。

たとえば転職したいと思ったら、とりあえず転職サイトに登録してみる。

いきなり「今より自分にあった企業に転職しよう!」と意気込むと、やるべきことがたくさんあって怖気づいてしまうものです。

とりあえず目の前の小さなステップだけに焦点を絞ると、大きな勇気を絞り出さなくても良いので、行動しやすくなります。

そして小さなステップを繰り返し行動することで、最終的には大きなゴールを叶えることができますから。

まとめ

私も今のように、ためらうことなく行動できるようになるまでは、勇気がなくてなかなか最初の一歩を踏み出せなかったことがあるんです。

私はカイロプラクティックで頚椎損傷し、1年寝たきりになりました。
そこから復活した最初のセミナー開催は、勇気のいるものでした。

…だって、ずうっとベッドの上で生活していたのですから。

そこでまずやったのは、スケジュール帳に「駅近のセミナールームを探す」と書くことです。

書かれた日付になったら、ごちゃごちゃ考えることをストップして、インターネットでセミナールームを探します。

セミナールームが見つかったら、次に「空室状況の問い合わせ」と書きました。
そして、いろいろなことを考える前に電話をしました。

空室状況を確認したら、次は募集ページです。
それもやっぱりスケジュール帳に「募集ページを書く」と書きました。

そうやってやるべきことを「細分化」して小さな行動を繰り返し、セミナーを開催したのです。

その結果、30名募集したセミナーは1週間で満席となり、読者のみなさんが私が復活することを、1年もの間心待ちにしてくれていたことを知ることになりました。

とても感動的なセミナーだったあの日のことを、今でも鮮明に覚えています。

今では当たり前のようにセミナーを開催していますが、最初は私も勇気がいったのです。

そんな話を聞くと、あなたもちょっと安心するでしょう?

チャレンジするのは、誰もが勇気がいること。特別な人は一人もいないんです。

だからあなたも、「心配しないで」チャレンジしてください。
そして叶えたい人生を叶えましょう。

だってあなたは、夢を叶えるために生まれたのですから…

あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。