こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。
私たちの誰もが、「幸せ」を求めて日々、生きていると思います。
でも「幸せとは何ですか?」と聞かれたとき、あなたは具体的に「このような状態です」と答えられるでしょうか?
「幸せになりたい」と思いながらも、実際には「幸せ」について漠然としたイメージしか抱いていない人も多いのではないでしょうか。
「幸せな人生」を叶えるには、まず「自分にとって、幸せとは何なのか」を明らかにすることが第一歩になります。
そこでこの記事では、「幸せとは何か」ということを、数々の知見からひも解いていきます。「あなたの幸せ」を見つけるための指針としてくださいね。
Contents
幸せの正体とは
「幸せになりたい」というのは、世界中すべての人にある願いです。
だからこそ、「幸せとは何か」という問いについては、むかしから哲学・社会学・経済学・医学などあらゆる分野で、膨大な数の研究がされてきました。
そして現代でも、多くの専門家がこの分野の研究を続けています。
この長い研究の歴史から見えてくることが、二つあります。
ひとつは、「幸せ」とは「たった一つの絶対的な条件」ではないということ。つまり、「人によって異なる」ということです。
同じ出来事を経験しても、ある人は心から幸せを感じ、別の人は何も感じないことがありますね。
つまり、幸せの形は人それぞれで、誰かの基準がそのまま自分の基準になるとは限らないのです。
もう一つは、「幸せとは何か」は、時代によっても変わるということです。
社会の価値観や生活環境が変われば、人が求める幸せも変化します。むかしは当たり前だった幸せの条件が、現代ではそうとは限らないこともあります。
ただそれでも、多くの人が「幸せだ」と感じる状態があるのです。
それがどのような状態なのかを知ることが、「自分にとっての幸せ」を見つけるヒントになりますね。
そこで、これまでの研究からわかった「人が幸せを感じやすい状態」について、いくつかポイントを紹介します。
あなたの幸せを探す手がかりにしてみてくださいね。
幸せの3段階「一時的な感情」から「最高の善」としての生き方まで
まず、「幸せ」を、少し細かく分けて考えてみましょう。
イギリスのノーザンブリア大学のダニエル・ネトル教授は、「幸福」を3つのレベルに分けて説明しています。
ぼんやりしていた「幸せ」がイメージしやすくなり、「自分はいま、どんな幸せを求めているのか」が見えやすくなると思いますよ。
- 【レベル1】一時的な感情の「幸せ」
- 【レベル2】「充足感」や「満足感」の幸せ
- 【レベル3】「最高の善」の幸せ
【レベル1】一時的な感情の「幸せ」
一番わかりやすい「幸せ」は、日常の中で感じる「嬉しい」「楽しい」といった気持ちが生まれたときの状態のことです。
良いことが起きたときに自然とわいてくる、一時的な状態を指します。
【レベル2】「充足感」や「満足感」の幸せ
どんなに幸せな人でも、24時間365日ずっと「嬉しい」「楽しい」と感じ続ける人はいませんよね。
日々の中には良いこともあれば、あまり良くないこともあります。
それらを長い目で見たときに、「全体的にはいい状態だな」と思えると、人は「幸せだ」と感じます。
これは、【レベル1】の一時的な幸せよりも、もっと長い時間で感じるタイプの幸せです。
ネトル教授は、この【レベル2】の幸せを「充足感」や「満足感」と呼んでいます。
【レベル3】「最高の善」の幸せ
いちばん広い意味での「幸せ」とは、古代ギリシャの哲学者・アリストテレスが唱えた「エウダイモニア(最高善)」という考え方です。
「エウダイモニア」は少しむずかしい考えですが、ネトル教授は「個人が潜在能力を存分に開花させることのできる生活」と説明しています。
人はそれぞれ大切にしていることや得意なことが違いますよね。だから、この幸せの形も人によって変わります。
誰かの役に立つことをしたり、自分の大事な価値観にそって行動したり、正しいと思ったことを続けたりすることで生まれる、深くて安定した「良い状態」のことです。
この考え方は「自己実現」や「美徳」と呼ばれることもあります。
人を幸せにするのは何か
では、私たちは何をすれば幸せになれるのでしょうか?
これまでのさまざまな研究から、人に「幸せ」をもたらす要素はたくさんあることがわかっています。
たとえば精神科医・樺沢紫苑氏は、著書『精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』の中で、日本人を対象とした研究結果を紹介しています。
この研究によれば、人の幸福感に与える影響度は、高い順から以下のようになっています。
- 健康
- 人間関係
- 自己決定
- 所得
- 学歴
「自分で決められる」「やりたいことができる」という幸せ
この研究結果でとくにポイントになるのは、「自己決定」という項目です。これは「自分のことを自分で決められる」状態を指します。
おもしろいのは、この「自分で決められる力」が、「所得」つまり「お金」よりも上に位置していることです。
私たちは、自分でどうにもできない状況に置かれると、強いストレスを感じますね。
精神医学の分野でも、「自分でコントロールできない状態」がもっともストレスを高めることが知られているのだそうです。
つまり「自分の人生を自分で決められる」「やりたいことができる」という状態は、お金があるかどうか以上に、私たちの幸せに大きく影響しているということです。
なぜ「お金」による幸せは長続きしないのか
「お金があればもっと幸せになれるのに…」と思ったことがある人は、きっと多いんじゃないでしょうか。
しかし研究では、年収が日本円でだいたい 800万〜1,000万円くらいを超えると、「幸福感」の増え方がゆっくりになるそうです。
宝くじに当たって億万長者になることを夢見る人も多いですよね。
実際に当選して大金を手に入れた人は、最初は一気に幸せを感じますが、数ヶ月たつと元の状態に戻ってしまうことも研究で明らかになっています。
これは「適応」という現象で説明できます。
人は、どんなに大きな喜びでも、だんだん慣れてしまうのです。
お金で得られる幸せも同じで、最初は嬉しくても、時間がたつとそれが当たり前になり、もっと高いもの、もっと強い刺激を求めるようになってしまうのです。
その結果、欲しいものが次々に増えていき、結局、満たされません。
つまり、お金はある程度までは幸せに役立つけれど、無限に幸せを増やしてくれるわけではない、ということなんです。
科学的エビデンスに基づく「幸せの三段重理論」
では、「ずっと続く幸せ」はどうすれば手に入るのでしょうか?
樺沢医師は、それはちゃんと手に入れられると言っています。
樺沢医師は「幸せ」を、「脳の中で起きている反応」として考えています。
その中でもとくに大事なのが、以下の脳で作られる3つの物質で、これらがしっかり出ていると、人は安定した幸せを感じやすくなるそうです。
- ドーパミン:お金や成功、達成の幸せ
- セロトニン:安らぎや気分の安定の幸せ
- オキシトシン:愛やつながりの幸せ
幸せには「順番」がある
「幸せを感じる脳内物質がわかっているなら、それを増やす行動をすればいい」と思うかもしれませんね。
でも樺沢医師は、「幸せになるには順番がある」と言います。
その順番は、「セロトニンの幸せ → オキシトシンの幸せ → ドーパミンの幸せ」という流れです。
セロトニンで「土台」をつくり、その上にオキシトシンで「人とのつながりによる安心感」を積み上げ、最後にドーパミンで「やる気や達成感の幸せ」を積み上げる。
この考え方を、樺沢医師は 「幸せの三段重理論」 と呼んでいます。
【セロトニン】すべての土台となる「心と体の健康」
心身の健康や安らぎを感じるときに分泌されるのが、セロトニンです。
いわば、「幸福の土台」を作るもの。
この土台が崩れていると、仕事でどれほど成功しても幸せを感じることはできません。
「今日も体調がいいな」と感じるときの静かな幸福感が、「幸せ」の出発点です。
【オキシトシン】幸福度を大きく左右する「つながりと愛」
家族や友人、パートナーとのいい関係や他者への貢献など、「つながり」によって分泌されるのがオキシトシンです。
樺沢医師は、他者との安定した関係において生まれる安心感、安らぎ、リラックス、癒された感覚などがオキシトシン的幸福だとしています。
「人間関係の充実」がなければ仕事の成功がないように、オキシトシン的幸福は「ドーパミン的幸福」を支える土台であるともいえます。
【ドーパミン】最後に目指すべき「成功・達成・報酬」
目標を達成したときや、欲しいものを手に入れたときなどに分泌されるのがドーパミンです。
ドーパミンは高揚感を伴いますが、「もっと求めたくなる」という性質があります。
このため「セロトニン的幸福」と「オキシトシン的幸福」の土台がないままドーパミン的幸福を追い求めると、依存や燃え尽き症候群を招く恐れがあります。
ドーパミンは、扱いがむずかしい幸福物質でもあるのです。
「ずっと続く幸せ」は存在した
樺沢医師は、「ドーパミン的幸福」は時間がたつと価値がやがて減ってしまうと言います。
たとえば、お金や成功で得られるワクワクした感情は強いですが、すぐに慣れてしまうので長続きはしません。
一方で、「セロトニン的幸福」と「オキシトシン的幸福」は、減りにくく、ゆっくりと続いていくタイプの幸せです。
だから、この2つをしっかり育てておくと、幸せが長く続くのですね。
まずは心と体の健康(セロトニン)を整える。次に、人とのつながりや安心感(オキシトシン)を大切にする。
その土台ができてから、お金や成功などの刺激的な幸せ(ドーパミン)を求める。
この順番については、私の過去の1年コースのセミナーでもお伝えしています。つまり、人生を創造するうえで、それほど重要な順番なのです。
今日から脳を書き換える!科学的に証明された「幸せになるための習慣」
「幸せとは何か」は人それぞれ違うと言いましたが、ここまでの研究を見ていくと、一つだけハッキリ言えることがあります。
それは、「幸せは外から与えられる『条件』ではなく、毎日の行動によって脳の中に作られる『状態』である」ということです。
そこでここでは、脳の幸福度を高めるための具体的な方法を3つ紹介していきますね。
どれも今日からできるシンプルな行動ですよ。
1. 朝散歩でセロトニンを活性化
幸せの土台になるセロトニンを増やす一番わかりやすい方法として、樺沢医師がすすめているのが「朝散歩」です。
起きてから1時間以内に、15〜30分ほど外を歩くだけ。
朝日を浴びながら、リズムよく歩くことで、脳のセロトニンがしっかり働き始めます。これが心の安定や気分の良さにつながると言われています。
もし朝に散歩する時間がどうしても取れない場合は、通勤のときに「朝日を浴びる」「リズムよく歩く」ことを意識するだけでも、朝散歩と同じような効果が期待できます。
特別な準備はいらず、毎日の生活の中で少し工夫するだけで、幸せの土台をつくることができますね。
2. 「利他の心」を持ち、行動をする
「どうすれば人の役に立てるのか」「どうすれば人を喜ばせられるか」と考えることを「利他の心」と言います。
アメリカのある研究では、利他的な行動をすることで脳の「報酬系」と呼ばれる神経回路が活発になり、ドーパミンが出やすくなることがわかっています。
つまり、人に親切にすると、自分の脳も「うれしい」と感じる仕組みが働くということですね。
また別の研究では、人のために何かをすることで得られる幸福感は、長続きすることもわかっています。
3. 「幸せの3行日記」を書く
私は受講生に、「幸せの3行日記」を書くことをすすめています。
やり方は、寝る前にその日にあった 「楽しかったこと」「うれしかったこと」「幸せを感じたこと」 などを3つ、箇条書きにする。それを毎日続けます。
ここで大事なのは、頭で思い出すだけではなく、必ず書くこと。
脳は「記憶に残ったこと」をさらに探すので、「幸せだ」と感じることをどれだけ脳にたくさん記憶させるかが重要なのです。
一見すると、「ただ、いまある幸せに気づくだけの練習」に思えるかもしれません。
でも実際には、この「幸せの3行日記」で人生が大きく変わった受講生がたくさんいます。
たとえば、毎日の仕事がハードで、気持ちが沈みがちだった受講生がいました。
その人は寝る前に「幸せの3行日記」を続けるうちに、1日の終わりを前向きな気持ちで締めくくれるようになり、気分の波が落ち着いてきたそうです。
すると不思議なことに、少しずつ疲れにくくなりやる気が戻り、仕事に対して積極的になれるようになったと話してくれました。
また、人間関係に悩んでいた別の受講生は、日記を書き続けるうちに、相手の良いところに自然と目が向くようになったと言います。
その結果、これまでうまくいかなかった関係が驚くほど改善し、毎日が楽になったそうです。
このように、「幸せの3行日記」はとても小さな習慣ですが、続けることで心の状態が大きく変わっていきます。
脳が少しずつ「幸せを見つける力」を取り戻していくんですね。
まとめ:幸せは、あなたの「脳」が決める
幸せとは「外側の条件」ではなく、あなたの脳が「何を、どう捉えるか」という習慣によって決まります。
もしあなたが今、幸せを感じられなくても、「幸せ脳」に変えていくことは可能です。小さな一歩からでいいので、今日から意識してみてくださいね。
幸せとは「なるもの」ではなく、日々「育てていくもの」。
あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。
参考書籍
此本臣吾(監修)、森健(編著)(2020)『デジタル国富論』東洋経済新報社
ダニエル・ネトル(著)、金森重樹(監修)、山岡万里子(翻訳)(2020)『幸福の意外な正体――なぜ私たちは「幸せ」を求めるのか』きずな出版
岩崎一郎(2020)『科学的に幸せになれる脳磨き』サンマーク出版
樺沢紫苑(2021)『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』飛鳥新社
今、新しい地球は急激にエネルギーを上昇させています。
いま、時代は大きく変わろうとしています。だからこそ、私がお伝えする内容も、これまでとはまったく違う段階へ入りました。
今回お伝えするのは、本来なら限られた場所でしか話さないような内容ですが、これから始まる新しい時代には、より多くの人が「未来を感じる力」を取り戻す必要があると感じ、特別に一般公開することを決めました。
いま世界では、これまで当たり前だった価値観が次々と崩れています。
「何を信じればいいのかわからない」「未来が怖い」「本当はどう生きたいのかわからない」
もしあなたがそう感じているなら、それは感覚が鈍っているのではありません。むしろ逆です。本来のあなたが、「このままでは違う」と気づき始めているのです。
リーディングすると、これからの時代を生きる上で、もっとも重要になるのは、「未来を感じる力」を目覚めさせることだと出ています。
なぜなら、本来の人生創造とは、未来の情報にアクセスし、その未来を先に感じながら現実を創っていくことだからです。
未来とは、「突然起こるもの」ではありません。未来とは、「先に感じるもの」。そして、その未来に意識と行動を合わせることで、現実に出現させていくのです。
今回の特別セミナーでは・・・








