しあわせのレシピ

精神を落ち着かせる方法3つと効果的な色や食事を紹介

こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。

どうしても気持ちが落ち着かないときって、ありますね。

たとえば、何か予定に追われていたり、普段慣れていないことをしたりと、日常の中でストレスを抱えている人も多いかと思います。

この記事では、そんなときの対処法を紹介します。

精神が落ち着かない理由

最近、何となく、気持ちが落ち着かない。なんだかイライラしやすかったり、不安を感じやすい…という声を聞きます。

そういうことって、人間誰しもあるものです。

そんなとき、もっと気持ちを安定させたいと思いますよね。
そこでまず、自分の精神が落ち着かなくなるのはどんなときなのかを知っておくといいです。

ここでは、3つの理由を紹介します。
原因がはっきりわかる場合は、それを解消するのがベストですよ。

理由1.時間の余裕がない

やることがたくさんあったり、睡眠時間が短かったりするなど、時間に余裕がないときに精神が落ち着かない状態になることが多いです。

時間の余裕がないと、たくさんのことをこなさなくてはならないと、不安や焦りを感じて、精神的に余裕がなくなりやすくなります。

また、そうやって不安や焦りを感じていると、ただでさえ時間に余裕がなく睡眠時間が短いのに、睡眠が浅くなりきちんと休むことができません。

そうなると心身ともに休まらず、精神が落ち着かなくなる負のスパイラルに陥ってしまいます。

このように、時間的な余裕がないことは精神に大きな負荷がかかり、気持ちが落ち着かない状況を作りやすくなります。

理由2.常に不安がある

次に、時間的に余裕があるかどうかにかかわらず、仕事のことや家庭のことなど、何かしらの不安がいつもあると、精神的に落ち着かない状態になってしまいます。

現実的に時間に余裕があるかどうかではなく、あなたの中に不安があると、状況はどうであれ、不安なことに意識が向いてしまいます。

あなたが心配性な性格だったりすると、何に対しても不安を感じやすくなってしまい、常に不安を感じてしまうかもしれません。

不安というのは解消しないと、さらに不安を呼ぶのです。

性格的に不安を感じやすい場合、一つの小さな不安から不安がどんどん増幅してしまい、精神的に不安定になってしまいます。

理由3.病気が隠れていることもある

理由が思い当たらない、長期間続くなどの場合は、身体疾患や精神疾患の可能性もあります。

時間的に余裕を作る、意識を心配から離すなどのことをしても、精神的に不安定な状況が続く場合は陰に病気が隠れていることがあるのです。

自分ではどうにもできなく、自分の知識の中に解決策がない場合は、自力での解決は難しいです。

ですから、この場合は専門機関にすぐに相談しましょう。
専門家に診てもらうことで、原因や解決策が見つかることがあります。

すぐに受診ができない場合には、ネットで症状を検索してみるのもオススメです。
症状から病気に気づくこともできますから。

精神が落ち着かないときに試して欲しいこと

下記で精神が落ち着かないときに、試してほしいことを3つ紹介していきますね。

どれも、試しやすいことなので、気持ちが落ち着かないときでもやりやすいですよ。
この記事を読んだら、すぐに実践してみてください。

試すこと1.ウォーキングをする

まず、毎日10分でもいいから、ウォーキングをしてみてください。

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動により、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌され、精神が落ち着きます。

気持ちが落ち着かないことによりストレスが溜まると、精神的に落ち着かない状況が続くばかりでなく、過度なストレスが溜まることでうつ病や不眠症といった病気につながってしまう恐れがあります。

そこで、溜まったストレスを解消するのに、ウォーキングなどの有酸素運動が役立つのです。

有酸素運動の中でも、いきなりランニングとなるとハードルが高く、チャレンジしづらいですよね。

その点、ウォーキングは手軽で続けやすく、確実に効果が得られるためオススメです。

ここで大切なポイントは、あなたが心地よいと感じる強度で長く続けること。
そして、その量を少しでも増やすことです。

継続的に行うことで、有酸素運動によるセロトニン分泌効果を感じやすくなります。

また、あなたが心地よいと感じる強度で行うことで、継続的に行いやすくなります。
さらに継続して行うと、効果の実感による達成感や自信を得やすくなります。

(参考:プラス「10」分のウォーキングから始めるストレス対策)

(参考:運動がメンタルヘルスに与える影響)

試すこと2.アロマの香りをかぐ

日常のふとした瞬間の香りに癒されたり、気分が明るくなることはないですか?

木や花など、リラックス効果のあるアロマの香りを嗅ぐことで、気分がスッキリしたり安定したり、前向きになることができます。

アロマの香りを嗅ぐと、なぜすぐに気分に変化が起こりやすいのでしょうか?

これは、五感の中で嗅覚だけが、感情や本能を司る脳である大脳辺縁系に直接つながっていてるからです。

そのため、香りを嗅ぐとすぐに感情が動くようになっています。

ただし、リラックスする香りならば何でも良いというわけではなく、ここで大切なのは、自分が心地いいと思える香りを選ぶこと

効果が同じような香りでも、やはり人によって感じ方はそれぞれ。
つまり、相性があります。

あなたに本当に合うものを探してみてください。
本当に合うものは、驚くほどの効果を実感できますから。

(参考:資格のマナビバ)

試すこと3.音楽を聴いたり歌ったりする

好きな音楽を聴いたり、歌ったり、楽器を演奏してみたりしましょう。

都会の喧騒の中、ふと通りかかったお店で流れる音楽に癒されたり、気分が落ち着いた経験はないでしょうか?

音楽にはリラックス効果があります。

リラックスする音楽というのは人それぞれで、また、その時々によって心地よい音楽は変わります。

そのときの気分によって、自分が心地よい音楽を選びましょう。
そして、気がかりなことは忘れ、音楽の中にどっぷり浸かってみましょう。

その音楽しか聞こえない状況を作ってみたり、好きなアーティストがいる人はライブに行って、会場の一体感に没入してしまうのも良いですね。

とにかく気持ちを切り替えて、身体中で音楽をを感じるのです。

カラオケで共感できる歌詞を思いっきり歌うのも良いです。
モヤモヤした気持ちを発散させることで、スッキリすることでしょう。

楽器が演奏できる人は、得意な楽器を演奏してみるのもオススメです。

自分で歌ったり演奏したりすると、音楽の世界に入りやすく、未消化の感覚や感情を音楽で発散することで、活力もみなぎってきます。

とくに歌を歌ったり楽器を弾くためには、肉体の感覚に意識を向けることが必要です。

すると自然に気分が落ち着かないときに考えていた思考がストップし、気分を切り替えることに役立ちます。

このように「音を楽しむ」時間を持つことで、楽しい気持ちになり、曇り空だった心に優しい日差しが降り注いでくることでしょう。

(参考:うつや不安を和らげる音楽療法とは)

精神が落ち着かないときに食べてみたい食事

「トリプトファン」と呼ばれる必須アミノ酸を摂取すると、睡眠障害や不安感などが改善されます。

トリプトファンは、睡眠や精神の安定に関わる、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの欠乏を防いでくれます。

その結果、よく眠れるようになったり気分が落ち着いたりするのです。

ただし、トリプトファンは体内で生成できないため、体内のトリプトファンを増やしたい場合は食事で積極的に摂取する必要があります。

では、トリプトファンを摂取しやすい食材とはどんなものなのでしょうか?

食べ物では、牛・豚などの赤身肉やレバー(200~280㎎)、ナチュラルチーズ(320㎎)などの乳製品、カツオ・マグロなどの青魚(300~310㎎)、果物ではバナナ(10mg)がオススメです。()内はいずれも、100gあたりの含有量です。

もともとバナナに含まれるマグネシウムには、興奮を抑えて気持ちを落ち着かせてくれるリラックス効果があるんですよ。

そのためトリプトファンの摂取とダブルで、精神を安定させる効果が期待できます。

またトリプトファンは、ご飯などの炭水化物と一緒に摂取すると吸収率がアップします。
レバニラと一緒にご飯を食べるなど、組み合わせに気をつけることも大切です。

(引用:実は医師に多い?「うつ」は食事で改善できる!)

(引用:もう栄養を無駄にしない!バナナの食べ合わせ・オススメの食べ方【管理栄養士監修】)

精神が落ち着く色

色には、精神を落ち着かせる効果があります。

たとえば、冷静になりたいときは「青色」。青色には精神を落ち着かせる効果があります。

また、青色には集中力アップの効果もあります。
落ち着いて物事を成し遂げることをサポートしてくれます。

部屋のインテリアの一部に青色を加えてみる、ボールペンなど仕事中に使うアイテムに青色を加えてみるなど、精神を落ち着かせたい場所に青色を取り入れてみるのも良いですね。

ただし、青ばかりになると、逆に寒々しくなります。
洋服のワンポイントに青色を取り入れるなど、自分が心地よく感じる程度に活用しましょう。

また、穏やかなピンク色は交感神経に働きかけてリラックスさせてくれたり、血行を良くする効果があります。

実際アメリカの刑務所では、壁一面をピンク色に変えたところ、刑務所内の争いや釈放後の再犯率が減少したという結果が報告されています。

それだけ生活で触れる色の影響は大きいということですね。

女性であれば精神面だけでなく新陳代謝が高まることで顔色が明るくなったり、女性ホルモンの分泌を促してくれたりと、美容に嬉しい効果が期待できます。

自分が着ている服の色は、自分が一番見ているものですね。

男性でも、シャツの色を淡いピンク色にしてみるなど、日常に少し穏やかなピンク色を取り入れて、気持ちをリラックスさせてあげましょう。

精神が落ち着かないときに、避けるべきこと

精神が落ち着かないときに、避けるべきことを2つ紹介していきます。

精神が落ち着かないと、そんな自分を責めてしまいがちですが、落ち着かない自分を受け入れてあげることが大切ですよ。

避けること1.忙しくする

落ち着かないことを誤魔化そうと忙しくしていると、最初は気がまぎれるかもしれませんが、後々悪化してしまいます。

忙しくしていると、やることに追われて何も考えなくて済むので、楽かもしれません

でも、そもそも時間に余裕がなく忙しいからあなたの精神が落ち着かない状態になっているのに、忙しい状態を続けてしまうと、脳がキャパオーバーになります。

するとあるときプツンと糸が切れ、すぐには戻らなくなってしまいます。

張り詰めている糸をゆるめることはすぐにできても、一度切れてしまった糸をすぐに元に戻すことはできません。

糸が切れてしまう前に、しっかりゆるめることが大切です。

あなたは精一杯がんばっているから、精神が落ち着かない状態になっているのです。
さらに忙しくして予定を詰め込むのではなく、ゆっくり休むことが大事ですよ。

忙しくてまとまった時間が取れないようなときでも、5分でも10分でも気持ち的にのんびりしてみましょう。

そして自分の状態を確認し、客観的に落ち着いて見てください。自分に意識を向けると、気持ちが安定してきますから。

避けること2.心の不安を見て見ぬふりをする

落ち着かないと思っていながら何も対処しないでいると、解消するどころか悪化してしまいます。

落ち着かないという感情は、何かあなたに気づいて欲しいことがあるから、感情という信号を送ってくれています。

不安だからといって不安を見て見ぬふりをしていると、あなたが必要なメッセージに気づいてくれないので、今度はさらに大きな不安が襲ってきてしまうこともあります。

不安や落ち着かないなどの不快感を覚えたら、その感情に向き合うようにしましょう。

感情は消すことはできませんから、出てきた感情を受けとめて対処することが大切になりますね。

多くの人は、不安などのネガティブな感情に対して、それを感じることが悪いことと思っていたりします。でも、実際はそうではないんですよ。

ネガティブな感情を悪いものとせず、そういうものも人間の一つの感情だと受け入れましょう。

人によっては、モヤモヤしてどんな感情かわからないこともあるかもしれません。

そんなときはノートに手書きで今何を感じているのかを書き出してあげましょう。
書き出すことで、明確になっていきます。

感情をきちんと消化することで、癒しが得られたり精神が安定してきます。

気持ちが落ち着かずに苦しいときこそ、丁寧に自分と向き合ってみてください。
その苦しさは、自分の感情と向き合って欲しいという、あなたの心からの叫びです。

まとめ

私は、自分の精神を落ち着かせるのは、「人生で最も重要なこと」だと感じています。

なぜなら精神が落ち着かないと周りが見えなくなり、きちんとした判断ができなくなるからです。

人生の様々な選択の場面できちんとした判断ができなければ、良い人生を叶えることはできませんよね。

自分の精神状態を落ち着かせるとは、人生を創造することに不可欠。
だから自分がどんな精神状態か、日々よく感じていきましょう。

とくに今、世の中の変化に伴い、これまで以上に落ち着かない人もいるかもしれません。

そんなときは、自分に合う方法で落ち着かせることを意識してください。どんなときも叶えたい人生を叶えられるように。

あなたは、叶えたい人生を叶えるために生まれたのですから。

あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。