こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。

いつも楽しそうに生きている人は、恵まれた生活を送っているからポジティブなのではありません。

脳科学や心理学の研究により、「ポジティブさは、出来事のとらえ方や日々の習慣によって作られる」ということがわかってきています。

この記事では、ポジティブな人に共通する3つの特徴や考え方をわかりやすく解説します。

「ネガティブ思考から抜け出して、ポジティブな人になりたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてください。

科学で見つけた「ポジティブな人」の脳と心の仕組み

あなたの周りにも、いつも前向きで楽しそうな人がいませんか?

もしあなたがネガティブに考えがちなタイプなら、そんな人を見て「あんなふうに生きたいけれど、もともとの性格が違うのかな」「もしかするとこの人はすごく恵まれた生い立ちで、人生に問題なんか何もないのかも」と感じることがあるかもしれません。

しかし、脳科学や心理学の研究が進んだことで、ポジティブな人は決して「環境に恵まれているから前向きなのではない」ということがわかってきました。

実は、物事のとらえ方や考え方の習慣が、ポジティブさに大きく関わっているのです。

ポジティブな人に共通する3つの特徴

ここではまず、「ポジティブな人に共通する特徴」を3つ紹介します。

  • 特徴1. 出来事のとらえ方を柔軟に切り替えられる
  • 特徴2. いつも笑顔でいる
  • 特徴3. 感謝の心で生きている

 

特徴1. 出来事のとらえ方を柔軟に切り替えられる

ポジティブな人は、失敗やトラブルが起きたときに、ネガティブな面ばかりに目を向けません。

状況を別の角度からとらえ、前向きな意味を見つけるのが得意です。

心理学では、このような「見方を切り替えること」をリフレーミングと呼びます。

リフレーミングとは、出来事や状況そのものを変えるのではなく、その出来事に対するとらえ方を変えることで、気持ちや考え方を前向きにする方法です。

よく知られている例に、「水が半分入ったコップ」があります。

同じ状態を見ても、「水が半分しか入っていない」と考える人もいれば、「水が半分も入っている」と考える人もいます。

起きている事実は同じです。しかし、受け止め方によって感じる気持ちは大きく変わります。

「半分も入っている」とポジティブにとらえる人は、物事の良い面に目を向けやすいため、ストレスを感じにくいのです。

リフレーミングは「単なる解釈」ではなく、「良い人生を創る技術」

リフレーミングが上手な人は、ストレスをため込みにくいだけでなく、人生も良い方向へ進みやすい傾向があります。

現実というのは、ただ「中立」な出来事が淡々と起きているだけで、私たちがそこに「いい・悪い」という意味づけをしています。

リフレーミングができる人は、同じ出来事でも前向きな意味を見つけることができます。そのため、自然と前向きな行動が増えていきます。

前向きな行動が増えれば、結果も少しずつ良い方向へ変わっていきます。

ですからリフレーミングとは、単に「出来事の解釈を変えているだけ」ではなく、「良い人生を創る技術」といえるのです。

特徴2. いつも笑顔でいる

ポジティブな人は、いつも笑顔をたたえています。

「そりゃあポジティブで、いい気分なんだから、笑顔にもなるよね」と思うかもしれませんが、違うのです。

順番が逆で、「笑顔でいるから、ポジティブになる」のです。

心理学には「表情フィードバック仮説」という考え方があります。

これは、「楽しいから笑う」のではなく、「笑顔を作ることで楽しい気持ちが生まれる」というもの。

この仮説にはさまざまな見解がありますが、多くの研究において、笑顔に気分を良くする効果があることが示されています。 

実際、何も意識せずにいると、口角は下がり、目はうつろな感じになったりしますよね。

ということは、とくに楽しいことがないのに笑顔をたたえている人は、みずからの意志で「笑顔でいること」を選んだ人ということになります。

そして、その笑顔が前向きな気持ちを育て、ポジティブな毎日につながっていくのです。

特徴3. 感謝の心で生きている

ポジティブな人は、つねに感謝をして生きています。

「いいことがあったらポジティブになれるし、感謝もできるよね」と思うかもしれませんが、これも違うのです。

ポジティブな人は「いいことがあったから、感謝する」のではなく、いいことがなくても、普段から感謝の状態で生きています。

研究では、感謝をしているときには脳の働きが活性化していることや、感謝をしている人は成長意欲が高いことなどがわかっています。

感謝については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでくださいね。

→感謝とは、夢を叶える最強のスイッチ。「夢を叶える感謝の回路」の鍛え方

ポジティブに生きる決意が、これからの人生を切り拓く

ここまで紹介してきた「ポジティブな人の特徴」から、見えてくることがあります。

それは、ポジティブな人は「良い出来事があったから、ポジティブになっている」のではなく、みずから「ポジティブに生きよう」と決意し、その方法を日々実践している人だということ。

私は、目まぐるしく変化するこれからの時代には「ポジティブであること」が今まで以上に重要になってくると感じています。

ある意味、「ポジティブであるか否か」が人生の明暗を分けると言っても過言ではありません。

たとえ世の中でどんな出来事があっても、揺るがないポジティブな心を持ち、自分の人生を前向きに創造していくことが何より大切になっていくからです。

ネガティブも、大切な感情。少しずつ練習していきましょう

もちろん、人間誰しもネガティブになってしまうことはありますよね。

ネガティブな感情を抱くこと自体が、悪いわけではないですよ。落ち込んだり不安になったりするのは、人間として自然なことです。

大切なのは、ネガティブな状態にとどまり続けないことです。

ずっとネガティブであり続けるのは、人生にとってマイナスになります。だから少しずつ、「ポジティブな人」になる練習をしていきましょう。

過去の記事でも、ポジティブに生きるための考え方や行動のコツを書いています。ぜひ参考にしてください。

→ポジティブに生きるための5つの方法と3つの注意点

「いつも楽しそうだね」と言われる大鈴佳花の「ポジティブに生きる秘訣」

実は私も、「ポジティブな人」だと思います。

なぜなら私は「いつも楽しそう」とか「キラキラ輝いていますね」などと、よく言われるからです。

「人生に嫌なことなんて、一つもなさそう」とも言われます。

では、私がどうやってポジティブでいられるのか?私が実践してきた「ポジティブに生きる秘訣」を3つ、ご紹介しますね。

1. 物事の受け止め方を自分で選ぶ

嫌なことがあると、いつまでも引きずってしまう。誰かの言葉に腹が立ち、何度も思い返しては、また嫌な気持ちになる。

そんな自分を変えたいと思ったことはないですか?

実は私も、むかしからポジティブだったわけではありません。思いどおりにいかないと、イライラしたり、腹を立てたりしていました。

でも、あるとき気づいたのです。

自分を苦しめているのは、出来事そのものよりも、その受け止め方なのだと。

たとえば、誰かに嫌なことを言われたとき、「ひどいことを言われた。許せない!」と思うことも、「この人はそういう考え方をするんだな」と受け止めることもできます。

同じ出来事でも、その後の気持ちは違いますよね。

もちろん、理不尽なことに腹が立つこともあります。ただ、気をつけたいのは、起きた出来事に余計な意味をつけ加えないこと。

誰かの冷たい態度に対して「私は大切にされていない」と考えたり、一度の失敗を「どうせ私はうまくいかない」と決めつけたり……

ポジティブに生きるとは、いつも明るくいることではなく、起きた出来事に支配されず、「どう受け止めるかを自分で選べるようになること」です。

2. 自分から人生を楽しみにいく

私は受講生に、いつもこう伝えています。「人生が勝手によくなることは、絶対にないですよ」

いつかいいことが起きるかもしれない。誰かが楽しい場所に連れていってくれるかもしれない。

そんなふうに、何かが起きるのを待っているだけでは、人生はなかなか良くなりません。なぜなら、人生を楽しくするきっかけは、誰かが用意してくれることはまずないからです。

私は、「楽しい人生」を送っている人は、特別に恵まれているわけではないと思っています。

自分から楽しみを見つけ、自分から動き、人生に面白いことを増やしているから「楽しい人生」を叶えているのです。

反対に、どれだけ恵まれた環境にいても、誰かが楽しませてくれるのを待っていたら、毎日は退屈なものになりますね。

あなたも、みずから楽しむ意識を持ちましょう。そこから「楽しい人生」が始まっていきますよ。

3. わざわざ嫌なことに自分の時間を使わない

私は、前向きで明るい人だと思われることが多いですが、イラッとしたり、モヤモヤしたりすることもあります。

理不尽なことが起こったり、期待どおりにいかない日もあります。

ただ、むかしの私と今の私には、大きな違いがあります。それは、嫌なことを引きずらなくなったこと。

受講生からも言われるんですよ。「ええ?先生、さっきまで本気で怒っていたのに、もう笑ってる!」

正直、すぐに笑えるわけではないですが、怒りを抱え続けることはなくなりました。

むかしの私は、嫌なことを何度も思い出しては腹を立て、「どうしてあんな態度を取るんだろう」などと悶々と考えていました。

でも、あるとき思ったのです。

私の人生の時間は、私のもの。終わった出来事を思い返し、嫌な気持ちをひたすら感じ続ける……そんな時間の使い方は、くだらない。

もちろん、問題があれば対処しますし、必要なら相手と距離を置くこともあります。

ただ、嫌なことがあったからといって、その後の時間まで嫌なものにする必要はないのです。

あなたもそう思いませんか?

まとめ

ポジティブな人は、特別に恵まれた環境にいるからポジティブなのではなく、「ポジティブに生きる」ことを決めて、日々実践している人です。

人生で起こる出来事はいつも中立だからこそ、「ポジティブに生きる」と自分で決めて、行動することが何より大切です。

たとえあなたが今、ネガティブ思考でも大丈夫。出来事のとらえ方や笑顔の練習をして、人生をポジティブに創っていきましょうね。

あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。

 

参考書籍
岩崎一郎(2020)『科学的に幸せになれる脳磨き』サンマーク出版

参考資料
竹田 葉留美「出来事の視点を変えてポジティブに考える~リフレーミングを活用したストレスマネジメント~」
守 秀子「「笑う門には福来る」表情フィードバック仮説とその実験的検証 」