こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。
将来が見えなくて、不安になっている人は多いかと思います。
この記事では、そもそもあなたの将来が見えなくなっている理由と、具体的な解決策について紹介します。
「将来が見えない」とはどういう状態か
初めに、あなたは「将来が見えない」とは、どのような状態をさすと思いますか?
「将来が見えない」とは、現状に不安や不満がある状態で、その不安や不満が明確でないときに「将来への漠然とした不安」になります。
不安や不満が明確になっていると、それを解決しようと行動できるので不安にはなりません。
つまり、もしあなたが今、将来に不安を覚えているとしたら、それは不安や不満を明確にしていけば解決できるということです。
将来が見えずに不安を抱えてしまう理由3つ
まず最初に、「将来が見えない」と、不安や不満を持つ理由を3つ紹介していきます。
現状に不満があるのは決してネガティブなことではなく、成長するチャンスとも言えます。
- 理由1.やりたいことがないorできていない
- 理由2.成長を感じられていない
- 理由3.他人と比べている
理由1.やりたいことがないorできていない
やりたいことがあると、自然と努力できるものですね。
反対に、やりたいことがないと、このまま漠然と日々が過ぎてしまっていいのか…と不安になってしまうことがあります。
また、やりたいことがあるのにできていないときも、モヤモヤしてやっぱり現状に不満を持ち、不安になってしまいます。
どちらにしても、やりたいことができない、できていないことは将来に不安を覚え、先が見えない原因となります。
理由2.成長を感じられていない
現状、自分が成長ができていないとわかると、将来が見えなくなります。
たとえば、1年前の自分と比べて何も変わっていないと、「私はこの1年、いったい何をしてきたんだろう…」と、無駄な時間を過ごした気持ちになってしまいますよね。
反対に、いろいろなことに意欲的にチャレンジしたり、何かを学んで内面が変化したり、何かを乗り越えたりなど、自分がどんどん成長していると感じられれば、この先も成長できる!と思え、未来に希望が持てます。
理由3.他人と比べている
誰かの方が稼いでいるとか結果を出しているなどと、人と比べることで自分の将来が不安になることがあります。
とくにこれは、学生時代からの友人や会社の同期など、近い人や同じ状態からスタートしたと思っている人などに感じやすいです。
実際は他人の良い部分しか見えていないことも多いものですが、他人と自分を比較することで、あの人に比べ自分はダメなんじゃないかとか、自分の将来はどうなるんだろう?などと不安を感じてしまいます。
将来が見えない不安を解決する5つの方法
以下で、将来への不安を解決する方法を5つ紹介していきます。
ここでは具体的な行動だけでなく、考え方についても触れています。
なぜなら行動と考え方はセットにすることで、より早く変化していくからです。
ぜひ、行動とその裏にある考え方を改善し、あなたの将来への不安を解決していきましょうね。
- 方法1.不満なことを明らかにする
- 方法2.やりたいことをやってみる
- 方法3.新たな環境に身を置いてみる
- 方法4.今に集中する
- 方法5.将来は誰にも見えないと知る
方法1.不満なことを明らかにする
あなたが今、将来が見えないと不安になるのは、現状に何らかの不満があるからです。
人は基本的に、現状に不満がなければ、将来が見えないとはなりません。
まず、このことを覚えておいてくださいね。
私たちは現状に不満を抱えていると、そのままの状態が未来にも続くのではないかと不安を感じます。
ですからそんなときは、具体的に何に不満を感じているのかを明らかにしてください。
たとえば、仕事に不満があるのなら、業務内容、人間関係、お給料など、何にどのように不満があるのかをハッキリさせてみましょう。
自分が何に不満があるのかハッキリさせることができれば、それをクリアするためにキャリアアップを目標にするとか、人間関係を改善する努力をするとか、お給料のいい仕事に転職するなど、具体的な目標がわかりますね。
目標ができると、次に目標を達成するためにどんな行動を起こしたらいいかわかります。
不満を明らかにして行動することができれば、不安は必ず消えていきます。
安心してください。
方法2.やりたいことをやってみる
やりたいことをやっていないと、人は不安になっていきます。
ですから自分では些細なことのように思っても、やりたいことをやってみましょう。
やりたいことを自由にやってみることで、達成感や満足感から不安が減っていきます。
行動を起こし、それをやり遂げることで不安が減り、逆に達成感や満足感を得ることができます。
とくに、苦労や少し努力が必要なことで成功した体験があると、より自己効力感(セルフ・エフィカシー)が高まり、不安が減っていきます。
自己効力感とは、「自分が何かを達成することができると信じられる力のこと」を言います。
自己効力感を持っている人は、不安を感じにくいです。
そしてこれを持っている人は、人生全般に自信を持つことができます。
これって本当に大事なことですね。
自己効力感を高めるポイントは、達成することが難しい困難な目標を掲げるのではなく、少し努力が必要なことで小さな成功体験を積み重ねていくこと。
そのことで将来への不安も薄れていきますよ。
方法3.新たな環境に身を置いてみる
転職してみる、習い事をしてみるなど、新たな環境に身を置いてみるのも良いでしょう。
私たちは今までしていなかったことをすると、成長を感じることができたり、これからさらに成長できる!と未来に期待を持つことができます。
実は、これまでやっていたことがさらにできるようになるよりも、今までやっていなかったことを少しできるようになる方が、成長した実感を得やすいものなんです。
新たな環境に身を置いてみることもお勧めです。
新たな環境に身を置くと、新しい人間関係を築きやすくなりますね。
人間関係が変わることで心機一転、新しいスタートを切って、望む未来を叶えていくことができる!と感じやすくなります。
方法4.今に集中する
不満なことを明らかにして、さらにビジョンがあるのに、なぜか将来が見えないと不安になるときがあります。
そんなときは、今やるべきことに集中することが大切です。
将来が見えないという不安があると、目の前のことに集中できずにパフォーマンスが下がってしまいますね。
そこでまずは、書き出してみましょう。
心配事や不安なこと、やらなくてはならないと気にかかっていることなど、頭の中にある雑念をすべて紙に書き出してください。
書き出すことで、何が不安なのかを明確にするだけでなく、頭から雑念が消え、今に集中しやすくなります。
また、作業前のルーティンを持つことでも、今に集中しやすくなります。
ルーティンとは決まった手順や動作のことを言います。
どんなときも決まったルーティンをすることで、コンディションを高めることができます。
方法5.将来は誰にも見えないと知る
「将来が見えない」と、不安になるものですね。
将来に対して各界の専門家などが様々な予測を出していますが、結局のところ、そのときになってみないと誰も分からないものです。
なぜなら未来は一秒ごとに変化していくものだからです。
一方で、誰も予測できなかった、不測の事態が急に起こることもあります。
人生とは、そういうものです。
あきらめのように感じるかもしれませんが。このように捉えておくことでも、くよくよ悩むことが減っていきます。
そして将来の心配について悩んでも意味がないと思えるようになるので、今に集中しやすくなります。
確定しない未来のことを憂うよりも、今に集中し、自分ができることを積み重ねていくことで、確実に未来を創っていくことができます。
パソコンの父とも言われる米国の計算機科学者アラン・ケイの名言に「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創り出すことである」があります。
つまり「自分で人生を創造していく」ということです。
「未来が見えない」と不安になる人は、未来を創るという意識をここから持ってください。
将来が見えないときに読むべきオススメの本
将来が見えないとき、本から先人がどのように乗り越えてきたかを知ることで、ヒントが得られることもあります。
下記に「将来が不安」「未来が見えない」と感じるときのオススメの書籍を紹介しますので、あなたが興味がある本をぜひ読んでみてください。
オススメの本1. マインドフルネスストレス低減法
将来への不安を感じすぎると、今ここに意識が持ちづらくなります。
すると、未来への思考が永遠と巡り不安が増幅され、精神的なストレスを感じやすくなってしまいます。
そんなときにオススメなのが、マインドフルネス瞑想です。
Appleの創業者、スティーブ・ジョブス氏が日常的に行っていたことから注目を浴び、脳科学的な検証も行われています。
たとえば、「この仕事を成功させなければ昇進できず、お先真っ暗だ」と、大きな緊張と不安にあなたがさらされているとしましょう。
マインドフルネス瞑想では、自分が何かをしようとしているときに、自分がしていることを観察できるようになることを本質にしています。
そのように自分を観察すると、その思いはただの思いであり、現実とは関係ないことを教えてくれます。
その思いを手放すことで自分を客観的に観察できるようになると、将来への不安にとらわれることなく、今に集中し、未来に向けてやるべきことを淡々と積み重ねることができるようになります。
マインドフルネス瞑想の創始者であるジョン・カバットジン博士の著書がオススメ本1です。
事例やマインドフルネス瞑想のやり方について細かく説明されていて、この一冊を読めば、考え方や方法、効果を深く理解することができますよ。
「ジョン・カバットジン(著) マインドフルネスストレス低減法」
オススメ本2. 〜1日10分で自分を浄化する方法〜 マインドフルネス瞑想入門
将来が見えないときに不安を解決する方法の4つ目でお伝えした「今に集中する」こと。
これはマインドフルネス瞑想でも実現することができます。
将来への不安により、未来に意識がいっていた状態から、現在の今ここに意識を集中することを助け、あなたの不安を減らしてくれるのです。
またマインドフルネス瞑想をすることで、集中力が高まり、仕事や学習のパフォーマンスも上がります。
すると、自己効力感や自信が生まれ、未来への不安もなくなっていくことでしょう。
将来への不安にさいなまれるとき、とても有効なマインドフルネス瞑想ですが、先程のオススメ本1は、専門的で難しかったり、一冊を読み切るのに時間がかかるといった場合は、オススメしたいのがこちらのオススメ本2です。
日本の瞑想、ヨガ講師である著者がマインドフルネス瞑想についてエッセンスを凝縮し、簡単に分かりやすくまとめています。
通常のマインドフルネス瞑想のプログラムでは1日45分の瞑想をルーティンとしていますが、こちらでは1日10分でいいので、忙しい人でも日常生活の中で気軽にマインドフルネス瞑想が取り入れられるようになっています。
マインドフルネス瞑想には興味があるけれど、がっつりと専門的な本を読み込むのはハードルが高い方や、まずはエッセンスの部分を効率よく短時間でつかみたい方にとくにオススメです。
「吉田 昌生(著) ~1日10分で自分を浄化する方法~マインドフルネス瞑想入門 」
オススメ本3. 夢が本当にすぐ叶う「引き寄せ脳」の作り方
今の自分に不安や不満があり、それを解決するために色々な方法を試してみたけれど、何だか上手くいかない。
そんなときは、あなたの幸せな未来を「想い出す」ことで、幸せな人生にシフトすることができます。
私の実体験を踏まえてお伝えしているのが、私の一冊目の著書である、「夢が本当にすぐ叶う引き寄せ脳の作り方」です。
たとえ今、人生のどん底だとしても、そこから「幸せな引き寄せ脳」を作り、幸せな未来を叶えていく方法をお伝えしています。
私のセミナーでは「未来誘導」をしていますが、それは一人ではできません。
そこでこの本では、私のセミナーを受講しなくても、一人で自宅で楽しみながらできる、良い未来を想い出すためのワークをたくさんお伝えしています。
この本を手に取ることであなたも幸せな未来を想い出し、その未来へ向かって行動を積み重ねていってください。
そして未来への不安から自分を解き放ち、素晴らしい人生へとシフトしていきましょう。
本書で伝えている「スーパーグラウンディングのワーク」は、マインドフルネス瞑想と同じように、今ここにあなたの意識を集中し、どんなときも揺るがない状態をつくっていきます。
そのため自然と、未来への不安も解消されていくでしょう。
このワークを続けることで自分自身とつながることを想い出し、人生に喜びを感じられるように変化していきますよ。
また私がスピリチュアル体験と脳科学から導き出した「未来覚醒メソッド」を使って、実際にセミナー受講後に、幸せな未来を叶えていった受講者さんの体験談もお伝えしています。
未来に不安を覚えているあなたを、きっと勇気づけてくれることと思います。
「大鈴 佳花(著) 夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方 」
オススメ本4. だから僕たちは組織を変えていける ワークブック
現状に不安や不満があるから、状況を変えていきたい。
けれども、会社など組織に属していて、自分一人で何でも変えられるわけではないという状況もありますよね。
自分一人では組織までは変えられないと、あきらめてしまうこともあるかもしれません。
そんなときにオススメなのが、こちらのオススメ本4です。
自分自身が変わることで、周囲との関係性が変わり、組織が変わっていく方法を伝えてくれている本です。
不満や悩みがあっても、それを解決する術が分からないから、前に進めないときがあると思います。
この本では自己啓発書や心理学の研究、ビジネス書など様々な観点から、組織を変えていくために有効な理論を抜粋し、それをビジネスの現場でどのように役立てていくかのフレームワークを教えてくれています。
あなたの不安や悩みを解消する解決策が見つかるかもしれません。
ワークブックになっているので、自分のケースを書き込むことで、自分の中にある答えが見つかります。そして今の自分に大切なアクションを考え出すことができます。
自分との向き合い方や周囲とのコミュニケーションの取り方など、まずは自分の半径5メートルから変えていき、組織に「心理的安全性」と「やる気」が生まれるようにするための方法が書かれています。
また、こちらの本を私がオススメする理由は、家族関係や友人関係などにも応用できるからです。
結局、人生をより良いものにするのは周りとの人間関係ですよね。
あなたの身近な人たちとのコミュニケーションに、役立てることができる一冊です。
「斉藤徹(著)だから僕たちは組織を変えていける ワークブック」
まとめ
将来が見えないから不安…そういう人は意外と多いと思います。
将来が見えないから不安という人を感じると、わかることがあります。
それは、人生を創造していない。
つまり、自分の人生に起こる出来事は、自分とは関係のない場所で勝手に起こっていくように感じていることです。
だから人生は自分で創造していくものだなんて、思ってもいなかったりします。
でも、人生を感じると実際はそういうものじゃありません。
人生は自分の「意志」で創造していくものです。
「意思」ではなく、「意志」
「意思」はそうなりたいという気持ちのことを言います。
「意志」とは、決意して行動することを言います。そしてそれを継続することを言います。
もし今、あなたが将来が不安なのであれば、自分の人生を創造できるように、不安の原因を紙に書き出し、その不安を解消するための行動をしてください。
人生は自分が決意した通りに動きます。
「自分の人生はここから良くなる!」と決めて、それを創造できるように日々行動すれば、必ずそうなっていきます。
決意して人生を自ら創造していきましょうね!
あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。