こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。
「落ち込みやすくて、生活に支障が出てしまう」「このままでいいの?」
あなたは今、そんなふうに思ってないでしょうか。
なぜすぐに落ち込んでしまうのでしょう?
この記事では、落ち込みやすい理由や落ち込みやすい性格を改善する5つの方法を紹介します。
Contents
なぜあなたは落ち込みやすいのか?3つの理由
あなたは落ち込みやすい人ですか?
もしそうだとしたら、それは改善した方がいいです。
なぜなら落ち込みやすい人はネガティブな気持ちになりがちで、人生に喜びや充実感を得ることが難しいからです。
なぜあなたは、ちょっとしたことでも落ち込んでしまうのでしょう?
以下で3つの理由を紹介していきます。
落ち込みやすさは性格ではありますが、それは変えることができますから安心して読んでくださいね。
理由1.真面目で几帳面な性格だから
真面目で几帳面、自己主張をあまりしないなど、控えめな性格の人は他人に影響を受けやすいです。
そして真面目で几帳面な性格の人は、細かなところに気づきやすいので、上手に物事を成し遂げようとするあまり、自分の足りないところに気がつきやすいです。
そのため自分の不足点が見えて自分を追い込んでしまい、勝手に落ち込んでしまうことがあります。
真面目にしっかりこなそうとしているところに、他人からの指摘を真に受けると、さらに自分を責めたり落ち込んだりすることも多くなります。
このような人は、他人に助けを求めず自分だけで溜め込みやすいので、キャパオーバーになってしまうんですね。
真面目な人ほど、自分一人で解決しようとしてしまいがちです。
(参考:なぜかストレスを感じやすい…その原因は性格だった!?)
理由2.自己肯定感が低いから
すぐに落ち込みやすい人は、他人に何か言われたときに、単に言われたことを受け止めるのでなく、「自分が否定された」と感じてしまうことがあります。
たとえば、誰かに仕事のミスを注意されたとき、ミスをする自分には価値がないと言われたように感じてしまうなど、言われたことをそのまま受け止めるのではなく、それを自己価値に紐づけて解釈してしまったりします。
これは自己肯定感が低いために、そのような解釈をしています。
自己肯定感が高い人は、わざわざそのように深読みして落ち込んでしまうことはありません。
自己肯定感の低さは思春期までの教育が影響していて、本人の性格だけが原因ではないこともあります。
理由3.理想の自分のハードルが高いから
「理想の自分のハードルが高い」ために落ち込みやすい人がいます。
理想の自分のハードルが高いとは、いわゆる完璧主義な性格の人のことを言います。
完璧主義で何事も100%完璧にこなそうとするあまり、1%でも不完全な部分があると、自分を許せなかったり落ち込んでしまったりします。
他の人なら、まぁこれくらいいいかと思うようなことにでもこだわり、自分をきつく縛ってしまいます。
そのため、完璧にこなせるときは良いものの、そうでないときは苦しさを感じやすいです。
このタイプの人は、理想が高いからこそ現状と理想のギャップで落ち込みやすいです。
高い目標を掲げているチャレンジャーだからこそ、逆に落ち込んでしまうことが多くなっています。
落ち込みやすい性格を直したら得られるメリット・長所
落ち込みやすい人は、落ち込みにくい人より人生がうまくいきません。
だから落ち込みやすい性格は、直した方がいいでしょう。
そこでここでは、落ち込みやすい性格を直したら得られるメリットを3つ紹介していきますね。
メリットを一言にまとめると、今よりとても生きやすくなっていきます。
- メリット1.仕事が捗る
- メリット2.自分に自信が持てる
- メリット3.魅力的な人に見える
メリット1.仕事が捗る
落ち込みやすさを直すと、仕事が捗る。これのどこがメリットなのか分からない人もいると思います。
実は「仕事が捗ること」は、人生にとても大きな影響を与えていることに気づいてください。
仕事をしている人にとって、一日の中で仕事をする時間は長いものだと思います。
そのため、仕事=人生の充実度に大きく関わります。
落ち込みやすい人は、自分では無自覚かもしれませんが、自分が落ち込みやすいことを悩んでいます。
いつも頭の片隅で落ち込みやすいことを気にしているため、仕事をしていてもかすかにそれに引っ張られ、本来の力が出しきれていないのです。
本来の力を出しきれていなければ、仕事にやりがいを感じることはできないものです。それはもっと言えば、人生に充実感を得られないことにつながっていくんですね。
ですから、落ち込みやすさが改善すれば、本来の力を発揮できるようになり、仕事の効率が上がり、そのことで仕事にやりがいを感じられるように変化していきます。
そして結果的に充実した人生になっていくのです。
もちろん人生の充実度は仕事のやりがいだけではかれるものではありませんが…
でも一日の中で「長い時間を費やしているもの」にやりがいを感じられるようになれば、人生は大きく変わります。
落ち込みやすい人のプラスの面は、真面目で細かなところに気づく人が多いので、その能力を仕事に活かすことができることです。
他の人はまぁいいや…といい加減に対応するところを、しっかりやり遂げたり、普通では見過ごしてしまうような細かな点に気づくことができるのは、大きな強みとなります。
そのため、その部分を発揮することで、職場での評価も高まっていくでしょう。
メリット2.自分に自信が持てる
落ち込んだ状態を想像してみてください。その状態は自信満々ですか?
きっとその状態では、自信は持てないと思います。
裏を返せば、落ち込みやすさを直したら自分に自信が持てるようになるということです。
そして自信が持てると、様々な物事に積極的にチャレンジすることができます。
感じてみてください。
自分のやりたいことにチャレンジできる人生とチャレンジできない人生は、どちらが充実していると思いますか?
もちろんチャレンジできる人生ですよね。
そしてチャレンジできる人とチャレンジできない人との違いは、「自信」の違いです。
つまりチャレンジした結果がどうであれ、自分に自信がある人は傷ついたり落ち込むことはありません。
だから自信がある人は、自信がない人よりも人生全般、意欲的にチャレンジすることができます。
そして充実した人生を叶えることができます。
だからこそ、自信をつけることが大事になっていくのです。
メリット3.魅力的な人に見える
何かネガティブなことが起こっても、すぐに切り替えができる人は前向きで魅力的に見えます。
ネガティブなことがあれば落ち込んでしまうこともありますが、それでも逆境の中でもめげずに前向きにがんばっている人は、輝いて見えますね。
どんなときもポジティブにがんばっている人を見ると、周りも明るい気持ちになります。そして周りの人は「魅力的な人」と判断するでしょう。
他人から魅力的な人と判断されると何がいいのか?
実は他人から魅力的な人に見える人と魅力のない人に見える人では、人生で叶えることが大きく変わっていきます。
私たち人間は、「他人からどう見られているか」に合わせて、少なからず自分を演じています。
これは自分が意識するしないに関わらず、人とはそういうものなんです。
他人から優しい人と思われている人は優しく振舞いますし、他人から仕事ができる人と思われていれば、仕事ができるように行動します。
つまり他人からどう思われているかが、自分の行動に関わっていきます。
自分の日々の行動が最終的には人生を創りますから、魅力的に見える人は必然的に良い人生を叶えることになっていきます。
他人から魅力的な人に見えるメリットは、とても深いのです。
すぐ落ち込む性格を改善する方法5つ
ここでは、すぐに落ち込む性格を改善する5つの方法を紹介していきます。
考え方から行動まで様々なことがあるので、まずは1つだけでも実践することが大切になっていきます。
- 改善方法1.否定的な感情を受け入れる
- 改善方法2.ポジティブに捉える
- 改善方法3.周りの方が立派に見えるのは勘違いだと知る
- 改善方法4.納豆やかつおのたたきを食べる
- 改善方法5.晴れた朝に散歩をする
改善方法1.否定的な感情を受け入れる
あなたの中の否定的な感情をきちんと受け入れましょう。
誰かに言われた言葉に傷ついてしまったなど、あなたの中に否定的な感情があるかもしれません。
それを気にしないふりをして落ち込んでいることを無視すると、余計に悪化していきます。
落ち込みやすい人は、どうして私はこんなに落ち込んでしまうのだろうと、落ち込む自分を責めてしまうこともありますが、それは必要ありません。
落ち込むこと自体は誰にでもある自然な感情です。だから落ち込んでもいいのです。
それよりも、なぜ落ち込んだのかを冷静に整理する時間を取ると、落ち込みから脱することができるでしょう。
自分の感情と一体化せずに、少し離れたところから他人を見るように自分を見てみましょう。
客観的に自分を見ることで、落ち着いて自分を分析することができます。
こんな自分なんてダメだと思うようなことでも、客観的に見たらよくやっていると思えるかもしれませんね。
相手から言われた言葉がきついように感じても、あなたを傷つけようとして言った言葉ではなく、愛からの言葉だったと気づくかもしれません。
自分一人で冷静に整理できないときは、家族や友人の視点を得るのもいいでしょう。
視野を広げることで、落ち込む必要があるのかどうか自分を客観視することができます。
(参考:気分が落ち込んだときに、セラピストがしている9つのこと)
改善方法2.ポジティブに捉える
落ち込みやすい人と落ち込みにくい人との違いは、出来事に対する捉え方にあります。
たとえば、誰かにミスを指摘されたとき、ミスを指摘される自分には価値がないと、自分の存在価値に結びつける人は落ち込みやすい人です。
一方で、ミスを指摘されたことを改善するきっかけにする人は、落ち込みにくいです。
落ち込みにくい人は、ミスを指摘されたからこそ次回ミスをしないように改善していくきっかけができた、ミスを教えてくれたおかげで一回り大きな自分になれたなど、出来事を成長のための機会と捉えています。
落ち込みやすい人は、「これはどんな成長につながるのだろう?」と出来事を捉え直してみるといいですね。
同じ出来事でも、ポジティブに捉えることも、ネガティブに捉えることもできます。ポジティブな方を選択すると成長のきっかけになっていきます。
そうやって成長を重ねていくうちに、自分に自信がついていきますよ。
改善方法3.周りの方が立派に見えるのは勘違いだと知る
落ち込みやすい人は、自分より周りが優れているように感じることが多いです。でもそれは、周囲のいい面ばかり見ているからです。
落ち込みやすい人は、他の人の良い面と自分の至らない面を比較しがちです。
それは真面目だったり完璧主義だったりするからこそですが、どうしても周囲の人の立派な面に目がいきやすくなってしまいます。
逆に自分のこととなると、悪い面が目についてしまい落ち込んでしまいます。
それは個人的な偏りがある見方だと知っておきましょう。
自分一人のフィルターだけで見るのではなく、他の人のフィルターも通して見てみると、バランスが取れてきます。
周囲ばかりが立派に見えてしまうときは、立派に見える人たちと話してみるのもいいですね。
それぞれが悩みを抱えていたり完璧ではないことを知ると、気持ちが楽になるでしょう。
また、「周りの人はすごいのにそれに比べて私は…」と思ったときに、その考えを疑ってみてください。
自分が劣っていると思う点について、本当にそんなに劣っているのかよく感じてみたり、「逆に私の素晴らしいところはどこだろう?」と自分が優れているところを考えてみるといいでしょう。
真面目で完璧主義な人は、つい周りの人が立派に見えてしまいやすいので、自身で認知バイアスを矯正していくのです。
認知バイアスとは、思考の偏りのことを言います。
改善方法4.納豆やかつおのたたきを食べる
ちょっとしたことでも落ち込みやすいなど、神経が過敏に反応してしまうときは、あなたの性格どうこうより、神経伝達物質が正常に分泌されないことが不調の原因となっていることがあります。
そんなときは食生活に気をつけて、落ち込みやすさを改善してください。
たとえば、食品に含まれるパントテン酸は、ビタミンB群の一種で、神経伝達物質や抗ストレス作用をもつホルモンの合成に関与しています。そのため、落ち込み予防になります。
動物性食品であれば、卵黄やレバー、ししゃも、たらこに含まれます。
植物性食品であれば、納豆やアボガド、きのこ類などに含まれます。
ただし、水に溶けやすく、熱に分解されやすいという性質があるため、レトルト食品のような加工食品からは期待するほど多くを摂取することができません。
ですから、加熱しすぎないなど、シンプルな調理法で食材から摂取することが大切です。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを増やす食事も効果的です。
セロトニンが不足すると、イライラしたり落ち込みやすくなってしまいます。
それを改善するには、十分にセロトニンが分泌されている状態を作ることが大切です。
そこでおすすめは、かつおのたたきです。かつおのたたきはビタミンB6が豊富で、精神を安定させるセロトニンの分泌に関与しています。
かつおにはセロトニンの分泌の材料となる、必須アミノ酸であるトリプトファンが他の魚に比べて豊富に含まれており、効率的にトリプトファンを摂取することができます。
(参考:必須アミノ酸とかつお 幸せホルモンのもと トリプトファン)
改善方法5.晴れた朝に散歩をする
前項に続き、脳内の神経伝達物質のセロトニンを増やす方法をお伝えしていきます。
不足すると、脳内の機能が下がったり、心のバランスを取りにくくなるので、セロトニンが十分に分泌されている状態を作ることが大切なんですよ。
具体的には、太陽の光を浴びたり、リズム運動をすることでセロトニンを増やすことができます。
太陽の光を浴びることで、目から脳への信号が出されて、セロトニンの分泌が活発になります。
また、一定のリズムで同じ動作を繰り返すリズム運動も、セロトニンの分泌を促してくれます。リズム運動は、同じ動作を繰り返すことで、思考を止め、頭を休めることにも役立ちます。
しっかり食べ物を噛むこともリズム運動の一つです。一口30回噛むなど、食事中にしっかり噛むことだけでも、心の落ち着きを取り戻すことができます。
リズム運動をすることで一度思考から離れることができるので、ネガティブな思考が続いてしまうようなときなどは、脳を休める一助になるでしょう。
以上の2つ(太陽の光を浴びることとリズム運動)を同時にできる朝散歩がおすすめですが、できるときにどちらかをするだけでも効果があります。
落ち込んでしまい仕事が手につかない場合の対策
落ち込みが激しいと、仕事が手につかない、そんな状態になってしまう人もいます。
そこで最後に、落ち込んでしまい仕事が手につかないときの2つの対策を紹介します。
まずはすぐできる方法を試し、改善しないなら人に頼ることも大切です。
- 対策1.深呼吸をする
- 対策2.保健師や専門機関に相談する
対策1.深呼吸をする
あまりにも簡単な対策で、多くの人が重要視していないのが深呼吸。
深呼吸はとてもパワフルなリラックス方です。
深呼吸をすると、副交感神経を活性化させることができます。副交感神経が活性化すると、リラックスした状態になるので、気持ちを落ち着けることができます。
不安を感じているときは呼吸が浅くなっています。深呼吸することで安心感を得られます。
目を閉じて鼻から吸って口から吐く。何も考えず繰り返してみましょう。心が穏やかになるまで続けます。
毎日、深呼吸をしてから眠る習慣をつけるといいです。
安心した状態で眠れるようになっていき、落ち込んでいた気持ちに少しずつ変化が起こるでしょう。
対策2.保健師や専門機関に相談する
仕事が手につかないほどつらい状態が長期間続くのであれば、専門機関に相談するのも一つの対策です。
心の病気というと、人によってはそんな病気にかかってはいけないと、罪悪感を感じたり恥ずかしく思う人がいますね。
そして、なるべくそのような専門機関にかかわらないことが望ましいと感じているかもしれません。
しかし、肉体の不調と同じく心の不調についても、自身ではどうにもならないときがあるのです。
専門機関に相談することで、新しい知識を得たり、改善策が見つかったりすることもあります。風邪をひいて病院に行くのと同じ感覚で、構えすぎずに利用しましょう。
専門機関は、あなたの心に寄り添ってくれる場所を選びましょう。
まとめ
実は私も20代前半は落ち込みやすい性格でした。意外でしょうか?
今感じると、私が落ち込みやすかった原因は大きく感じると2つあります。
一つは不規則な生活をしていたこと。
夜中まで仕事をして休みの日は夕方まで眠っている。
そんな状態だったのでセロトニンが分泌されにくくなっていて、落ち込みやすかったと思います。
また、もう一つは栄養不足。
仕事に明け暮れ自炊をすることなんて皆無で、栄養バランスがとことん崩れていました。そんな生活をしていたら、落ち込みやすくなって当然です。
考え方を変えたり、行動を変えたり、習慣を変えたり…
そういう側面からアプローチする以前に、生活習慣を見直すのは基本中の基本なんですね。
ですからまずはあなたも、その部分はどうか感じてみてください。
落ち込みにくくなると、人生は大きく変化します。
様々なことが気にならなくなりますし、何より、自分の思ったことにチャレンジする勇気と余裕が生まれます。
自分の思ったことにチャレンジできると、人生に充実感を得られます。
これまでと同じ人生でよければ何も変える必要はないですが、これまでより、より良くしたければ何かしら変えるところが出てきます。
一度きりの人生、改善できることは改善してあなたの望む世界を叶えていってくださいね。
あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。