しあわせのレシピ

ネガティブな人といると疲れる人が知るべき、ネガティブな人の特徴とつき合い方

こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。

あなたの周りにも、ネガティブなことを言う人はいますよね。

そんな人といると、「自分自身もネガティブになってしまいそう」と感じてしまうかもしれません。

この記事では、なぜネガティブな人はネガティブなのか、そしてネガティブな人とのつき合い方について紹介します。

ネガティブな人の特徴

最初に、ネガティブな人の特徴を3つ紹介します。

ネガティブというと、否定というメージが強いかもしれませんが、その人なりの自己防衛の表れであることも多いものです。

  • 特徴1.悪いことが起きるのを想定する
  • 特徴2.褒めても信じないのに冗談を真に受ける
  • 特徴3.心配してほしい

特徴1.悪いことが起きるのを想定する

まだ起こっていない未来のことに対して、最悪の事態を想定してしまう傾向にあります。

何か悪いことが起きたときに、さらに悪いことが起きるのではないかと想定したり、経験のないことに対して悪い結果を想定し、チャレンジをやめてしまったりします。

これは、最悪の事態が起きたときに自分にがっかりしたり傷つきたくないので、悪いことを考えてしまうのです。

悪いことが起きるのを想定することで、自分を守ろうとしています。
最悪の事態を事前に想定しておけば、失敗したときに深い傷を負わなくてすむからです。

特徴2.褒めても信じないのに冗談を真に受ける

ネガティブな人は褒められてもそれをお世辞だと思ったり、「いえいえ、そんなことないです」などと素直に褒め言葉を受け取ることができないことがあります。

その心理は、褒められて信じ込んだ先に落とし穴があったら、傷ついてしまうためです。

褒め言葉に喜んでいた矢先に、ネガティブな評価を受けたらひどく落ち込みかねないので、最初から褒め言葉を受け取らなければ傷つくことはないからです。

でもそういう人は反対に、小さな軽口は真に受けて落ち込んでしまう傾向があります。

なぜならネガティブな人は傷つかないようにつねに自己防衛をしているほどですから、相手がちょっと冗談で言ったことでも、深い傷を負ってしまうことがあるのです。

人からの評価で自分の価値が変わってしまうと思っているので、人からの評価のアップダウンで傷つかないように自分を守ろうとしています。

その結果、褒め言葉を信じないようにしたり、少しの軽口で傷ついてしまうことになります。

特徴3.心配してほしい

ネガティブな人は、ネガティブな発言をすることで、周りに心配されるということを理解しています。

だから周りから心配してもらうために、あえてネガティブな発言をするのです。

ネガティブな発言をすることで、自分から何かをしてほしいと言わなくても、周りから心配してもらえるので、ネガティブアピールをするのです。

ネガティブアピールをすれば、周囲に頼まなくとも心配してもらえ助けてもらえるから楽なんですね。

こういった場合は、ネガティブになろうとしてネガティブになっているのではなく、愛に飢えているから、ネガティブな発言を繰り返していたりします。

ネガティブな発言の裏には、自分のことを気にかけてもらえなくて寂しい、大切にしてもらえなくて悲しいといった傷ついた感情があったりします。

たとえば、保育園に預けられている小さな子どもが、母親の前であえてネガティブな言動をするのは、母親の愛に飢えていたり、母親と長く一緒にいることができなくて寂しい気持ちを抱えていたりすることがあります。

ネガティブな発言をすることで、母親が子どもを心配し、愛を注いでくれることを期待していたりします。

ネガティブな人がネガティブになってしまう理由

それでは、ネガティブな人はなぜネガティブになってしまうのでしょうか?

以下で、理由を3つ紹介していきますね。

ネガティブになるには、元々の性格以外にも原因があるんですよ。

  • 理由1.自己肯定感が低い
  • 理由2.心身が疲れている
  • 理由3.周りにネガティブな人が多い

理由1.自己肯定感が低い

自己肯定感が低いのは、子どもの頃の環境が影響している場合も多いです。

たとえば、子どもの頃に「お姉ちゃんと比べて、あなたはできない子ね」などと言われて育てられた人は、大人になってからも「お姉ちゃんは優れているけれど、私はダメな子だ」というレッテルを貼り続けていたりします。

すると社会に出ても、「誰かに比べて、自分は劣っている」という視点で物事を見てしまいます。

そんな人は、自分が他人よりできないことが気になり、自分を肯定することがなかなかできません。


そして、自己肯定感が低いと何事も自分が悪いように感じて自分を責め、物事をネガティブにとらえやすくなってしまいます。

先述したネガティブな人が褒め言葉を素直に受け取れない特徴は、ここに一つの原因があります。

周りから褒められても、自己肯定感が低いために信じることができないのです。

また、自己肯定感が低いために、ネガティブな言動をすることで、周りからの気を引いて、自分が大切にされていることや大切な存在であることを確認することにもつながっていきます。

自己肯定感が低いからこそ、周りからの注目を集めることで、自己肯定感を高めようとしてしまうのです。

(参考:大人になった時に影響が?!子どものうちに自己肯定感を高めよう!)

理由2.心身が疲れている

ストレスが溜まると、心身が疲れてきます。

我慢をして行きたくもない飲み会に参加したり、誰かが何気なく放った一言にどっと気持ちが落ち込んでしまったり…

元々の性格がネガティブでなくても、心身が疲れると様々なことをネガティブに捉えやすくなります。

同じことでも体調が良いときと比べて、ネガティブに判断しやすくなるのです。

その結果、ネガティブなことを予測して、リスクを回避してチャレンジを控えたり、保守的になりやすいです。

さらに、心身が疲れているときに無理をしてポジティブに考えすぎると、心身を壊してしまうこともあります。

実はネガティブ思考は、心身を守るために必要な生存本能に関わることでもあります。
無理をしないよう、ネガティブな感情や思考をすることで、心身を守っているのですね。

心身が疲れていることでネガティブに考えてしまう場合、心身が休まり回復すれば自然とポジティブに考えることができるように変化していきます。

ですからまずはしっかりと元気な状態にすることを心がけてください。

そして心身が疲れにくい住環境や職場環境を作ることで、ポジティブに考えやすくなっていくでしょう。

理由3.周りにネガティブな人が多い

ネガティブな意見を多く聞いていると「そうかもしれない」と思うようになり、だんだんネガティブになりやすくなります。

あなたにも、自分はネガティブになんて考えていなかったのに、周りの人がネガティブにとらえていたので、自分もネガティブに考えるように変化してしまった経験はありませんか?

たとえば、周りの人たちが「人生なんてつまらないものだ…」と言っているのをつね日頃聞いていれば、自分もどんどん人生はつまらないものだと思うようになっていく。

同じように、毎日テレビで暗いニュースばかりみていれば、無意識のうちにネガティブ思考が植えつけられてしまいます。

日常的に見たり聞いたりしている情報から、人は知らず知らずのうちに影響を受けているものです。

の人の性格や性質に関わりなく、周囲の環境によって人はネガティブになってしまうことがあります。

ネガティブな人との正しい2つの接し方・付き合い方

ネガティブな人との接し方のポイントを2つ紹介していきます。

人の考えは様々なので、固定観念を持たずにネガティブな人の話を聞くと、ネガティブな人にイライラすることが減るでしょう。

接し方1.ネガティブになる理由を聞いてみる

ポジティブに考えることができる人は、ネガティブな人がなぜそこまでネガティブなのか理由がわからずに、イライラしてしまうことがあると思います。

しかし、ネガティブな人は、自分でもなぜネガティブになるのかわからないこともあります。

ネガティブに考えることが当たり前すぎて、本人も無意識なのです。

そんなときは、ネガティブな人にどうしてネガティブに考えているのか、具体的な理由を聞くと理解できますね。

たとえば、過去にものすごく衝撃を受けるような悪い出来事があり、それを期に特定のことについてネガティブに考えるようになることもあります。

これはある種のトラウマのようなものです。

そのような過去の出来事を理解できると、なぜそこまでネガティブになってしまうのか、理由が分かりやすいと思います。

このようにネガティブな理由を具体的にすることで、あなただけでなく、ネガティブな人もなぜそれほど自分はネガティブになっているのか、無意識にある問題を理解しやすくなります。

そしてネガティブになる理由をハッキリさせることで、原因を解決しやすくなるでしょう。

また何が原因なのかを明確にすることで、どうしたらネガティブから脱することができるかアドバイスしやすくなります。

悪いことが起こることを想像して怖がっているのであれば、それを回避する方法を一緒に考えてあげることもできます。

原因を聞くことで、心配して欲しいなど、あなたの注意を引きたくてネガティブになっているとわかることもあるでしょう。

そんなときは、解決策を提示するよりも、相手のことを大切に思っていることを態度で示してあげましょう。

自己肯定感が低くて、何をやるにもネガティブな結果を考えてしまうような場合は、自己肯定感を高められるよう、自分に対する見方を変えるサポートをしてあげましょう。

接し方2.自分自身は悩みすぎない

ときどき、ネガティブな人を心配し過ぎるがあまり、その悩みを自分のものにして悶々と悩んでいる人がいます。ネガティブは移るのです。

相手のネガティブ思考に影響されて、あなたもネガティブになってしまうと、元も子もありません。

相手のネガティブな態度に自分が影響されてしまいそうなときは、無理に相手をポジティブに変えようとせず、ただ話を聞いてあげるだけでもいいですね。

つらいときに誰かが話を聞いてくれるだけで、癒されていくものです。

そしてあなたが今、ネガティブな人の話を聞くことが難しいなら、ネガティブな人から少し距離をおきましょう。

ポジティブで楽しい友人と過ごしたり、散歩でリフレッシュすることでエネルギーが上がり、ネガティブな人の話を聞いてあげる心の余裕が生まれてきます。


また、自分自身の接し方が変わることで、ネガティブな人の対応も変わってきます。

ネガティブな人にポジティブになってほしいと思ったら、相手を変えようとするよりもまず自分がポジティブに楽しく過ごすといいでしょう。ポジティブも移るからです。

そして、仲間の応援を求めるのも一つの手ですね。

ネガティブな人と一対一のコミュニケーションでは、ネガティブに引っ張られることもありますが、ポジティブな仲間が複数人加わることで、ネガティブな人がポジティブに考えやすくなるでしょう。

人は周囲の環境に影響されるという法則をうまく使うことで、ネガティブな人をポジティブに引き上げることができます。


まとめ

ネガティブな人といると疲れる…そんな声をここ最近よく聞きます。

でも、ネガティブな人が家族や親しい人にいると、疲れるからと言っても距離を置くことがなかなかできないこともありますね。

そして相談を受けながら、知らず知らずのうちに影響され、気づいたら自分も毎日暗いことばかり考えていた…そんなこともあるでしょう。

自分の人生を守るためにも、ネガティブに自分自身が偏らないようにしていきましょう。

それには体調を整えたり、しっかり眠ったり、できるだけポジティブな人と関わったり、ポジティブな気持ちになるものを見たり、自分自身の「環境」を整えていきましょうね。

そして、ネガティブな人がネガティブなのには理由があることを覚えておいてください。

その原因が分かれば、無駄にイライラしたり争いを起こすこともなくなっていきますよ。

あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。