しあわせのレシピ

前向きになりたいなら知るべき5つの習慣、前向きになるための3つの対処法

こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。

「どうしてクヨクヨしてしまうんだろう……」「どうしても前向きになれない」

あなたは今このように考えているのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたに知ってほしい5つの習慣を紹介します。

前向きになれない要因

私はよく、「前向きになりたいんですが、どうしたらいいですか?」と質問されます。

あなたが今、前向きになれないのであれば、それにはきちんとした理由があるのです。

そこでまず、3つの要因を紹介していきますね。
これらは考え方の癖でもあります。

要因1.人に認められないと自信が持てない

日本人の若者は他国の若者に比べて、悲しみや憂鬱感、無気力を感じやすく、ネガティブな人が多いというデータがあります。

なぜ日本人がネガティブになりやすいかというと、人に認められないと自己を肯定できず、自信が持てない傾向があるからです。

欧米人は、「人は人、自分は自分」と自分の個性を尊重し、自分が好きなことをして充足感を得ますが、日本人は他者からの評価がないと、充足感を感じにくいのですね。

充足感とは満ち足りる感覚です。

あなたはどうでしょうか?
人から認められないと、自分が満たされないですか?

あなたがもし今、前向きに考えられないのであれば、それは他人からの良い評価がないからでしょうか?

一度、振り返ってみましょう。

(参考:日本の若者は他国以上にネガティブシンキング)

要因2.嫌なことばかり思い出してしまう

嫌なことばかり思い出すことが、クセになっている人もいます。

嫌なことばかり繰り返し思い出していると、脳は「自分には嫌なことばかり起きる」と錯覚してしまうのです。

そして実際は良いことも起きているのに、何度も思い出すことで、嫌なことに目がいってしまうようになります。

人間には防衛本能があります。
そのため、ネガティブなことを思い出しやすいのは自然なことで、人の思考の8割はネガティブとも言われています。

でも、嫌なことばかりを思い出すと、この次も嫌なことが起こるのではないかと考えてしまい、なかなか良い未来を描くことができませんよね。

すると、前向きになることが難しくなってしまいます。

通勤電車の中や湯船に浸かっているときなど、ふとした瞬間にあなたがどんなことを考えているか、意識してみましょう。

無意識のうちに、実は様々なネガティブな思考が巡っている人も多いです。
まずは気づくところから始めましょう。

​​要因3.心身が疲れている

疲れていると、何をするにも疲れを感じて、前向きになれないことがあります。

たとえば、一生懸命働いて疲れ切った日の夜を想像してみてください。
とりあえずすぐにでも休みたいという気持ちになって、なかなか前向きになりにくいですよね

反対に、休んでリフレッシュして迎えた週明けは、前向きに考えやすいでしょう。

このように心身の状態は、気分や意思決定に影響しています。

前向きになれないと感じるときは、単に心と身体がお疲れモードだからというケースも少なくありません。

心と身体のどちらかが疲れているだけで思考に影響があるんですね。

何だか最近ネガティブ思考に陥りやすいと感じたら、自分の心と身体に意識を向けてみてください。


前向きに生きるための5つの習慣

人間は基本的にネガティブに考えやすい生き物です。
そこで前向きに生きるには、「習慣」にすることが大事になっていきます。

そこで下記で、前向きに生きるための5つの習慣を紹介していきますね。

5つもありますので、すべて完璧にしようとはせず、できそうなものから少しずつやるのがポイントです。

もちろん、すべてを習慣にできたら、なお良いですよ。

途中でできない日があっても良いので、とにかく継続して行うことを意識しましょう。

習慣1.簡単な運動をする

緊張して身体が固まると、人は後ろ向き思考になることが明らかになっています。

大切な仕事の前などの緊張状態のときは、ちょっとしたことに過剰に反応してしまったり、失敗したらどうしよう…などといつも以上にネガティブに考えてしまうことはありませんか?

逆に、リラックスして身体が緩んでいるときは、なんでもうまくいくような気持ちになったり、前向きに考えやすくなるのではないでしょうか?

身体と思考はつながっていますから、前向きな思考でいたいのなら、身体を良い状態にしておくことが大切です。

具体的には、簡単な運動をして心身を整えるのがオススメです。
朝のちょっとした時間にストレッチをして身体をほぐして一日をスタートさせてみましょう。

それと同時に意識したいのは「姿勢」

姿勢が悪いと思考もネガティブになります。

すぐに簡単な運動が難しい場合は、姿勢を正して鼻から吸って口から吐く、リラックス効果の高い深呼吸をゆっくりと繰り返してみましょう。

(参考:「姿勢が悪い人」が実は緊張状態にある以外な理由)

習慣2.マインドフルネスをする

マインドフルネスとは、古代の仏教より伝わる伝統的なメソッドから、宗教色を取り除いた瞑想法のことです。

1970年代より米国を中心に科学的・医学的見地から研究が進められているマインドフルネス瞑想には、様々な科学的な根拠があります。

たとえばマインドフルネス瞑想をすることで、不安感や抑うつ感が和らぐ効果が検証されていて、治療の一つの選択肢となっています。


ネガティブな感情に振り回されてしまうようなとき、マインドフルネス瞑想の一つに、役立つ考え方があります。

それは、「感情・思考と、自分自身は独立して存在するもの」という考え方です。

ネガティブ思考が襲ってきたとしても、マインドフルネス瞑想では、思考は自分自身ではなく、川を流れる木の葉のように過ぎ去っていくものとして自分から切り離します。

すると、自分と思考との間にスペースができ、このままネガティブ思考にのまれるのか、客観的にネガティブ思考を見直し、前向きに捉え直す自分でいるのか、意識的に落ち着いて選択することができます。

たいていの人は、ネガティブな思考が巡っていても、気づいていないことも多いものですね。

マインドフルに自分の思考や感情、身体に意識を向けることで、自分の状態に気づき、改善しやすくなっていきます。

(参考:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』)

(参考:クラシエの漢方)

習慣3.感謝したことを最低3つメモする

毎日3つ以上、その日にあった良かったことや、感謝できることをメモしてみましょう。

誰でも一日のうちに、ネガティブなこともポジティブなことも様々なことがあるものです。

でも、感謝のメモをすることで、その日の出来事の良かったことや感謝を感じることに意識が向き、気持ちが明るくなります

夜眠る前などに一日の振り返りをすると、晴れやかな気持ちとともに眠りにつくことができます。

ポイントは、書くときにそのことを思い返しながら書くこと。
すると良い状態を再び感じることができます。

嫌なことを思い出すと落ち込みますが、反対に良いことを思い出すと前向きになっていくんですね。


そうはいっても、感謝すべきことが初めは見つかりにくいかもしれません。
そんなときは感謝すべきことを問いかける練習を続けみましょう。

繰り返すことで脳のシナプスがつながっていき、感謝が見つけやすい脳に変化していきます。

そして感謝を書き出すことを習慣にすることで、毎日良いことを思い出すきっかけを作ることができます。

継続していくことで、良かったことや感謝すべきことを探しやすくなっていき、幸せなことがどんどん起こる日々に変化していきますよ。

(参考:今日の記事はあなたの人生を変えるものになるでしょう)

習慣4.自分ができることを書き出す

前向きになれない人は、自分ができないことに目がいきがちです。
でも、良く感じてみると、
何もできない人なんていないんです。

今日は疲れて何もできなかった…そんな日もあるでしょう。
そんなときは、今の自分のできることを書き出してみてください。

大きなことではなく小さなことでも、ちょっとしたことでもいいんです。
まずは「できることに目を向ける」

そして、自分の長所を見つけたら、その都度追加していくのも大切です。

また誰かに「すごいね!」と褒められたら、その長所も書き足しましょう。

家族や友人や同僚など、あなたのことをよく知っている人にあなたの長所を聞いてみるのもいいですね。

他人の視点を聞いてみると、自分では気づけなかった自分の良いところを見つけることができます。


科学的に自分の強みを見つけるのも、自信につながります。

グッドポイント診断などの診断ツールもオススメです。
客観的な診断によって、柔軟性・社交性などあなたの強みを発掘できますよ。

(参考:グッドポイント診断)

習慣5.毎日好きなことをする時間を作る

毎日、数十分でもいいのであなたの好きなことをしましょう。好きなことをすると、自分が満たされて、前向きに考えやすくなります。

嬉しい、楽しいなどポジティブな感情を感じられると、心に栄養が与えられ、思考も変化していきます。

やりたくないことをやらなければならない一日だったとしても、少しでも好きなことをすることで、気持ちが前向きになります。

気持ちが落ち込んでいると、そんな気力もないと思うかもしれませんが、そんなときこそ、好きなことをしてリフレッシュすることが大切です。

疲れているときに何もしないでぼーっとしていると、ついネガティブなことを考えやすくなってしまいます。

後ろ向きに考えてしまう時間を、好きなことに使いましょう。
好きなことをして良い気分になると、明日もまた頑張れる英気が養われます。

たとえつらいことがあっても、毎日好きなことをする時間があれば、それが心の支えになっていきますから。

人生を楽しくするのは自分自身。
自分の手で積極的に人生を楽しくし、前向きな思考を保ちましょうね。

後ろ向きになってしまいそうなときの対処法3つ

後ろ向きになってしまいそうなときの、3つの対処法を紹介していきます。

基本的には、先述した5つの習慣などを継続すると良いですが、一時的に後ろ向きになりそうなときにこれらの対処法を試してみると良いです。

対処法1.人の前向きになれる習慣を知る

前向きになるための習慣以外にも、人それぞれの前向きになれる対処法があります。
それを知って、自分にも合いそうなものがあれば試してみるのも、一つの方法です。

家族や同僚など、周りの人がどのようにして息抜きしているのか、聞いてみるのも良いでしょう。

サウナにいってぼーっとしながら汗をかくことで、思考もスッキリするような人もいれば、行き帰りの通勤の自転車のペダルを思いっきりこいで、ネガティブな感情を発散する人もいます。

自分が前向きになれる方法を知るのは、人生においてとても大切なことです。

なぜなら前向きに見える人は、自分なりの前向きになる方法を知っているからこそ、前向きなんですね。

前向きな人に「自分にも効果的!」と感じる方法を聞いたら、ぜひ一度試してみましょう。

対処法2.自分の感謝メモを見返す

前向きに生きるための習慣として紹介した、日々の感謝を書き出したメモを見返してみてください。

前向きになれない人は、嫌なことを思い出して後ろ向きになりがちです。

メモを見返して、過去の良かったことや当たり前への感謝を思い出してみましょう。

感謝の出来事に再び意識を向けることで、あなたがどれだけ恵まれているかを感じやすくなります。

メモとして後で見直しやすいように、感謝のメモを書き出すノートを一つ決めて、感謝のノートを作るのもオススメです。

良かったことしか書いていないノートを見返すと、自然と前向きな気持ちになることができます。

過去や現在の感謝すべきことから、いかに自分が恵まれていたか、愛されていたかを一つ一つ思い出し、丁寧に感謝の気持ちに浸りましょう。

すると、いつの間にか物事を別の角度から捉え、前向きに考えられる自分に気づいていきます。

対処法3.無理に前向きになろうとしない

人間ですから、色々な対処法を試しても、前向きになれないこともあります。

すぐに前向きに考えられるような出来事もあれば、ショックが大きすぎて、直視することが難しい出来事もあるでしょう。

どんなときも、前向きになることにこだわってしまうと、後ろ向きになってしまう自分に嫌気がさして、余計に後ろ向きになってしまうことがあります。

何でもすぐに前向きに考えられるものではないと割り切り、無理に前向きになろうとしないことも大切です。

ときには、後ろ向きになるときがあってもいいと、そんな自分も認めてあげましょう。

そういう自分を認めることで、反対に早く前向きになっていくことができるでしょう。

まとめ

人生は、前向きな人の方が幸せになります。

前向きな気持ちで生きていると、ストレスが減っていき、日々が楽しめるようになっていきます。
そして前向きな気持ちで生きていると、人生に生きがいを感じやすくなっていきます。

生きがいを感じて生きると、さらに人生が楽しくなっていきます。
だから前向きな気持ちで生きるって、本当に大事なんです。

「前向きに生きる」とは、幸せに向かうパスポートのようなもの。
少しずつでいいので、考え方や行動を変えていってみてくださいね。

あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。