こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。
「クヨクヨしてしまう」「心が弱っているので、なんとかしたい」
今あなたは、このように考えているのではないでしょうか。
心が強くなるとたくさんのメリットがありますが、心が弱っているときは、避けたほうが良いこともあります。
この記事では、心を強くするための5つの方法と、気持ちが落ち込んでいるときに避けるべき行動を紹介します。
Contents
心が強い人の5つの特徴
以下で心が強い人の特徴を5つ紹介していきます。
全体的に自分自身や人生に対してポジティブな姿勢を持っている人が、心が強い人と言えます。
- 特徴1.ハキハキと明るい
- 特徴2.他人の評価ばかり気にしない
- 特徴3.自己肯定感が高い
- 特徴4.自分の意志がある
- 特徴5.立ち直りが早い
特徴1.ハキハキと明るい
心が強い人は、ハキハキと話し、未来に対して前向きな姿勢を貫いています。
そのような外見から、自信があり頼れる人に見えるでしょう。
たとえば、選挙前の政治家の街頭演説や、そこでの立ち居振る舞いを思い出してみてください。
話している内容はさておき、ハキハキと明るく話している姿から、この人を選んで大丈夫そうなどと感覚的な判断をしているかもしれません。
話し方や態度に安心感があると、それだけで信頼を感じやすくなるのです。
ポジティブで強い心を持っているという内面は、話し方や態度という外面にも表れます。
そして周りの人からも、この人なら安心、信頼できると評価されやすくなるのです。
特徴2.他人の評価ばかり気にしない
心が強い人は自分の軸があるので、他人の評価に流されません。
自分の軸を持っていると、自分の意見に賛同しない人がいたとしても、その評価を気にする必要はないと思えます。
自分と同じように他人も自分の軸を持っているのですから、その人の軸からみて自分の評価が低いとしても、それもそれで自然なことだと受け入れることができます。
さらに、万人から愛されることは不可能であることを知っています。
たとえ批判されることがあっても、それも一つの意見と受け入れられるので、落ち込むことはありません。
あくまで違う価値観を持つ人の一つの意見、と捉えることができるのです。
特徴3.自己肯定感が高い
心が強いと、自信があり、頼れる人に見えます。
自分に対する悪口や誰かとの摩擦があっても、心が強ければ気にし過ぎず、人は人、自分は自分と自信を持って進み続けることができます。
自分の存在を自分自身が認められていると、外側で何か問題が起こったとしても、平静を保つことができるのです。
また、そのような外部環境の変化にブレない姿勢から、自己肯定感が高く、頼りになる人だと周りからも見られるようになります。
心が強い人は、他人から見てもポジティブな人と映るのです。
特徴4.自分の意志がある
心が強い人は、自分のやりたいことや想いがハッキリしているので、落ち込む暇がありません。
やりたいことや想いがハッキリしていると、多少の困難があっても、やりたいことや想いを実現するために必要な道のりだと、前向きに捉えて取り組むことができます。
何か困難があると、心が弱い人は途中で投げ出してしまいますが、心が強い人は強い意志を持っているので、最後までやり遂げることができるのです。
特徴5.立ち直りが早い
「心が強い人」というと、何があってもブレずに平然としている人を思い浮かべるかもしれません。
でも、心が強くても心が折れないわけではないのです。
人間ですから、失敗や他人からの批判にときには落ち込んだり、苦しくて心が折れそうになることもあります。
でも心が強い人は、たとえ心が折れたとしてもすぐに立ち直り、それを糧にできるのです。
細い枝葉に雪が降り積もり、一度は傾いても、雪解けとともに元に戻るように、一度落ち込んでもまた立ち直ることができる、そんなしなやかさを心が強い人は持っています。
心や精神が弱いとどうなる?3つの特徴
じゃあ反対に、心が弱いといったいどうなるのか?気になる人もいるでしょう。
そこでここでは、心が弱いと陥る3つの特徴を紹介していきます。
心が強い人の特徴とは逆に、ネガティブなことばかりです。
- 特徴1.悪い方向に考えてしまう
- 特徴2.自分に自信がなくなる
- 特徴3.自己表現できなくなる
特徴1.悪い方向に考えてしまう
心や精神が弱いと、些細なことでも悪く考えてしまいがちです。
たとえば、同僚がこっちを気にしながら何かを小さな声で話していたりすると、自分の悪口を言っているんじゃないかと勘ぐってみたり…
たわいもない話をしているだけでも、他人が自分の悪口を言っていると解釈してしまったりします。
そのように悪い方向に解釈してしまうと、自分から他人とポジティブな関係を築くことをあきらめてしまったり、事実ではないのに勝手に傷つき落ち込んでしまったり…
悪い方向に解釈しようと思えば、さまざまなことをいかようにも悪く解釈できるものです。
心が強い人と心が弱い人を比較すると、心の弱い人の方が事実を悪い方向に解釈することが圧倒的に多いです。
そのため、心が強い人に比べ、人生がうまくいきません。
特徴2.自分に自信がなくなる
心が弱いことで、特徴1のように悪い方向に考えてしまうと、自分自身についても悪い方向に考えやすくなります。
つまり、自分が価値の低い人間に感じやすくなるのです。
たとえば誰かに仕事ができないことを注意されたとします。
相手からすればちょっとした注意でも、心が弱い人は必要以上に傷つき、自分で自分をおとしめてしまうことがあります。
そのようなことを繰り返していると、何かあるたびに自己肯定感が低くなっていきます。
そして自己肯定感が低くなっているところに大きな失敗をしてしまうと、完全に自信をなくし、立ち直れなくなってしまうことがあるのです。
特徴3.自己表現できなくなる
心や精神が弱いと、特徴2のように自分に自信がなくなります。
自信がないときは、人間関係において、「自分の意見が受け入れられないのではないか」という不安や恐れを感じやすくなっています。
だから他人と適切な関係を築くことができません。
他人と普通にコミュニケーションをとるにも、自分が傷つく可能性を考えてしまい、意見を言うことに抵抗を感じてしまうのです。
そのような抵抗を感じているとなおのこと、自分を表現するのが怖くなってしまうでしょう。
心や精神を強くすることで得られる人生のメリット
心や精神を強くすることで得られるメリットはたくさんありますが、ここでは3つにまとめて紹介しますね。
一言で言えば、心や精神を強くすることで人生が驚くほどスムーズに進んでいきます。
- メリット1.ストレスが溜まりにくい
- メリット2.人に頼りやすくなる
- メリット3.何事も上手くいく気がする
メリット1.ストレスが溜まりにくい
心や精神を強くすれば、人の言うことを気にし過ぎなくなります。
そのためいちいち落ち込まないので、ストレスが溜まりにくくなります。
ストレスとは、ネガティブな物事が起こったときなどに、ネガティブな感情を感じるからストレスになります。
心や精神が強ければ、ネガティブな物事が起こったとしても、それをポジティブに捉え直し、心の平静を保つことができます。
だから同じ物事に対して、ストレスになりにくいのです。
また、普段から自分の心の声に耳を傾け自分軸を持っていれば、ストレスフルな状況になったときでも、何をすれば自分が楽になるか分かるようになります。
心や精神を強くすれば、ストレスに振り回されずに人生を楽しむことができるのです。
メリット2.人に頼りやすくなる
心が弱い人は、はっきり言って、自分を表現することに恐れや不安を感じやすいです。
だからたとえつらい状況にあっても、なかなか他人に助けを求めることができません。
一方で、心や精神が強い人は自分を表現することにそれほど抵抗がありません。
できないことは人に頼ることができるので、楽に生きることができます。
さらに自己肯定感が高く、自分に何ができるかわかっているため、自分にできることで周りの人に恩返しすることができるのです。
そのように、できないことは人に頼り、できることで貢献していくことで、人からの信頼が得やすくなります。
メリット3.何事も上手くいく気がする
心や精神が強い人は、つねに前向きに考えられるので、何をしても成功するような気持ちを持っています。
これは、身の程知らずの勘違いしたポジティブ思考ということではありません。
自己肯定感が高いので、「自分なら多少の困難があっても、乗り越えることができる!」とポジティブに考えられるということ。
何かにチャレンジしたとき、たとえ途中で失敗してしまっても、「自分を成長させるチャンス!」と前向きに捉えることができるので、失敗に負けず成功への道を辿ることができます。
そして自分の意志がハッキリしているので、失敗してもすぐに立ち直ることができます。
また、失敗により他人からの評価が下がったとしても、それほど気にすることなく自分のやりたいことに集中できます。
心や精神が強い人は、他人からの厳しい評価でさえも、成長の糧として力にしていくことができるのです。
心を強くするための方法5つ
ここまで読んであなたは今、もっと心を強くしたいと望んでいると思います。
そして心が強くなると、今より人生が良くなるんじゃないかと思っていると思います。
そこでここでは、心を強くする方法を5つ紹介していきますね。
ここでお伝えすることは、健康になることにもつながっていきますよ。
方法1.生活習慣を整える
意外に思われるかもしれませんが、心を強くするためには、日頃から身体の状態を整えておくことがとても大切です。
身体は心の住処なんて言いますね。
実際、身体の状態が悪いと心も落ち込みがちになります。
あなたにも経験がないですか?
風邪で寝込んでいるとき、「この世の終わりか…」というくらい精神的に落ち込んでしまったことが。
私たち人間は、身体に不調があるといつも以上に不安になったりストレスを感じたり、ネガティブになりやすくなるのです。
あなたがもし心を強くしたいのなら、心を整えること以前に身体の状態を整えることが大切です。
そこで日頃から身体を良い状態にしておくために、まずは生活習慣を整えていきましょう。
具体的には、「6時間以上寝る」「バランスの良い食事を摂る」「適度に運動する」などです。
6時間以下の睡眠だとあなたも元気がなくなったり、何もないのに落ち込みやすくなったりしたことがあると思います。6時間以下の睡眠は心を弱くしてしまいます。
またバランスの良い食事を摂ると、それが健康につながります。
健康でいることは、心を強くすることに不可欠です。
さらに適度な運動をすることは、ちょっとしたことで落ち込まなくなったり、さまざまなことに前向きにチャレンジする気持ちを湧き上がらせてくれます。
毎日の小さな積み重ねが未来に大きな差を生むことになっていくでしょう。
(参考:どうしたら心を強くできるんですか?心理カウンセラーが3つのポイントを解説します)
方法2.毎朝の瞑想や運動を習慣にする
朝に瞑想や軽い運動をすることで、心を強くし、落ち着けることができます。
なぜ「朝」に行うのが良いかというと、起床後の「朝」の時間帯に、どのような気持ちでいるかが、その日の方向性を決めていくからです。
つまり気分の良い朝を過ごすことで、一日が気分が良くなります。
ですから朝起床したらなるべく早く心を整えることをおすすめします。
朝の瞑想は、「心の安定」「集中力の向上」「創造力の強化」といった効果が期待でき、心を整えてくれ、活動的に1日を過ごすことができます。
瞑想というと、何か特殊なことをしなければならないと思うかもしれません。
でも、自分の頭と心を落ち着かせる時間と捉え、難しい何かをする必要はありません。
つまり、慌ただしく一日をスタートさせないということです。
また、朝の軽い運動は脳と身体をシャキッとさせ、一日をポジティブな気持ちでスタートさせることができます。
朝に軽い運動をする際の注意点としては、無理して動きすぎないことです。
激しい運動になってしまうと、かえって負担がかかって逆効果になりますから。
目的は身体や心を整えることです。
心地よくリラックスできる程度の運動に調整しましょう。
方法3.笑顔を増やす
楽しくなくても、笑顔でいることでプラス思考になることができます。
たとえばやりたくない仕事でも、口角を上げて笑顔で仕事をしていると、いつの間にか楽しい気持ちが湧き上がってきたりします。
これは、人の脳は「思考」よりも「自分が発する言葉や動作」というアウトプットを信用しやすいからです。
笑顔を作るだけでなく、前向きな言葉を話すことで、ネガティブな気持ちのときにでもプラス思考になれるということなんです。
平昌五輪女子スピードスケート金メダリストの高木菜那選手は、試合の前に「私は勝てる」という言葉を発したり、「ガッツポーズ」の動作をよく使います。
プラスの言葉や動作を表に出すことで、思考もプラスになり、心も強くなっていくのですね。
結果を出している人は、何かしら心を強くする方法をやっていたりします。
笑顔はとても使いやすいプラスの動作です。
マイナス思考を断ち切りたいとき、ぜひ試してみてくださいね。
(参考:金メダリスト高木菜那選手も絶賛!「心を強くする」最強メソッドとは?)
方法4.小さな目標の達成を繰り返す
いきなり大きな目標を掲げるのではなく、まずは身近なことを目標にして、達成することを繰り返しましょう。
たとえばあなたが生活習慣を整えるために「運動をする」という目標を決めたとしましょう。
でも普段から運動をまったくしていなかったら、いきなりジョギングを一日1時間することはとてもハードルの高いことですよね。
家から駅までの道のりを早足で歩いてみるとか、今の自分が難なく日常でできることなら、目標に近づくための一歩を踏み出しやすいのではないでしょうか。
大切なのは、目標を達成し、自信をつけることです。
目標を達成し続けて、「私は掲げた目標をしっかりやり切ることができるのだ」というセルフイメージを持つことができれば、強い心を持つことができます。
そのため大きなことではなく、今のあなたが少しだけ頑張ればできることを目標にしましょう。
また、大きな目標がある人は、チャレンジしやすくなるように目標を細分化してみてください。そのことで、気負うことなく最初の一歩が踏み出せますよ。
方法5.心の支えを作る
あなたは落ち込んだとき、どんなふうに復活しますか?
心が強い人は、落ち込んだときの自分なりの復活の仕方を持っています。
だからあなたも支えになる言葉や音楽、場所などを持つようにしましょう。
たとえばお気に入りの本だったり、自然を感じ心を落ち着けることができる庭だったり…
一度落ち込んだ環境から離れることができ、パワーチャージできるものや場所が良いでしょう。
いざというときの心の支えを持っておくと、たとえ心が揺れ動いても、すぐに落ち着きを取り戻すことができます。
またそのような支えがあることは、いざというときに駆け込める場所がある安心感がありますね。
頑張り屋の人ほど、目の前の問題解決に忙しくなってしまうかもしれません。
一度問題から離れて、自分の心を支えてくれるものや場所に浸ってみてください。
きっとすんなりと心を切り替えることができますよ。
心が弱っているときに避けるべき行動3つ
心が弱っているとき、なるべく早く立ち直ろうとして、かえって自分を追い込んでしまう人がいます。
ここでは、心が弱っているときに避けることを3つ紹介していきますね。
心が弱っているときは、無理に頑張らずに、自分に対して労りの気持ちを届ける時期です。基本的には、頑張らずに心身を休めた方が良いでしょう。
行動1.自分を責める
心が弱っているときは、突然のトラブルや失敗などから、自分の悪いところばかり目につき自分を責めたくなるかもしれません。
心が弱っているときは、物事の悪い面ばかりが見えやすくなります。
でも、自分を責め続けると自分で自分の首を締め、どんどんつらくなってしまうものです。
真面目な人ほど、ネガティブな出来事が起こったときに反省して、そこから学ばなければと頑張ってしまうかもしれません。
でも、反省するのは、心が弱っていないときの方がいいのです。
行動2.自暴自棄になる
あなたは心が弱っているとき「どうせ○○だから」という考え方をしていませんか?
「どうせ○○だから」という考え方をしていては、どうしてもポジティブになることができません。
「どうせ」の後には、ネガティブな言葉しか続きませんよね。
すると自暴自棄になってしまいます。
心が弱くなった状態から抜け出すためには、「どうせダメだ」ではなく「どうにかなる」と考え方を変えましょう。
結局、「どうにかなる」から、あなたは今、生きているのです。
心が弱っているときは悲観的に考えやすいものですね。
そんなときは、空を見ながら「どうにかなる!」と言ってガッツポーズをしてみましょう。
そのことで気持ちが切り替わりますよ。
行動3.新しい挑戦をする
心が弱っているとき、そこから抜け出したくて新しいことにチャレンジしようと思うかもしれません。
でも新しいことをするのは、大きなストレスになることがあります。
心が弱っていないときなら、やる気にあふれてできる挑戦も、心が弱っているときには、とてつもなく大きな壁のように感じてしまうのです。
また、新しいことを始めたとしても、心が弱っているままだと挫折しやすい傾向があります。
だから、心が弱っているときではなく、本当に新しいことにチャレンジしたい!という気持ちが自分の中から沸々と湧きあがったらチャレンジしてください。
そういうときが、うまくいく流れに乗れるんです。
また、何かの決断をするのも、心が弱っているときは判断力が鈍っているので危険です。すぐに判断せずに、心が元気になったと思ったときに判断するようにしましょう。
まとめ
世の中の変化にともない、心の強さって本当に大事だなと最近痛感しています。
心が弱いということは、世の中の変化にも弱い。
様々なことで落ち込んだり凹んだりしていては、良い人生を叶えるのは難しくなります。だから自分で心を強くしていくことが大切になっていきますね。
心が強い人は最初から強いわけではなく、後天的に強さを身に着けた人はたくさんいます。実は私もその一人です。
私は20代前半までは心が弱く、仕事に毎日行くことすらままならない状態でした。
その理由は今となってはよくわかるのですが、中学2年生のときに父親が自殺したことで、心に深い傷を負っていたからでした。
人生に喜びや希望を持てず、生きる理由がわからなかったのです。
また、私は心を強くする方法を知らなかったので、心を強くするのにとても長い時間がかかりました。
そのため自分の幸せな人生を叶えるのにも、長い年月がかかってしまいました。
心の強さと叶えられる幸せは比例しています。
だからこそ、心を強くするのは早ければ早い方がいいのです。
今、心が弱いと感じている人でも、努力すれば心を強くすることができます。
だから安心してここに紹介した方法で心を強くし、あなたの幸せな人生を叶えていってくださいね。
あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。