こんにちは、大鈴佳花(おおすず・よしか)です。
疲れが取れるのが遅くなり、体力も衰えてきたと感じる。新しいこ
がんばってきた
この記事では、ミッドライフ・クライシスとは何か、そし
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ミッドライフ・クライシスとは
「ミッドライフ・クライシス」とは、およそ40代から50代の「中
「ミドルエイジ・クラ
人によ
このため、ミッドライフ・クライシスは、「アイデ
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P20)
(参考:無藤隆、岡本祐子、大坪治彦・編集「よくわかる発達心理学」(ミネルヴァ書房・2004年)P143)
アイデンティティとは
「アイデンティティが危機におちいる」とはどういうことでしょうか?
そ
アイデンティティとは、アメリカの精神分析学者、エリク・
エリ
ここでいう発達とは「変化」のことです。
エリクソン氏は、ライフサイクルの各段階には重要な課題があると
アイデンティティとは簡単にいうと「
「今までも、そしてこれからも、私は変わらず私のままだ」という
青年期には、友人関係や学校の
(参考:濵本潤毅「エリク・H・エリクソンの初期思想における子どもの身体と発達ー遊びと「コンフィギュレーション」の児童分析に着目してー」)
(参考:宇都宮京子、西澤晃彦・編集「よくわかる社会学[第3版]」(ミネルヴァ書房・2020年)P37)
(参考:小松貴弘、渡辺亘、中村博文・編著「時間のかかる営みを、時間をかけて学ぶための心理療法入門」(創元社・2019年)第3章)
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P16、164、165)
ミッドライフ・クライシスが起こるきっかけ
人生において、中年期までは、時間や努力とともにできるようにな
一方で、中年期には、それまでのアイデンティティを揺
ミッド
- 体の変化
- 仕事での変化
- 家庭環境の変化
- 「死」を意識する
体の変化
中年期になると、それまでのように体に無理がきかなくなってきますね。
たとえばあなたも、体力の低下を感じたり、小さな字が見えにくくなったりしていませんか?
スポ
人によっては病を得る場合もあるかもしれませ
(参考:無藤隆、岡本祐子、大坪治彦・編集「よくわかる発達心理学」(ミネルヴァ書房・2004年)P142)
仕事での変化
中年期には、仕事の場で部下を持つようになる人もいるでしょう。そのことで、上司との板挟みにな
また、
加えて近年は、
つまり、仕事上でもこれまでの
そんな中、
つまり、
(参考:無藤隆、岡本祐子、大坪治彦・編集「よくわかる発達心理学」(ミネルヴァ書房・2004年)P142、143)
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P210)
家庭環境の変化
子どもがいる場合、親の中年期は、子どもの思春期や青年期にあたります。
そのため親子間で心理的な距
それまで子育てに全力で向き合ってきた人の場合、子どもが「巣立ち」親としての役割
この状態を「空の巣症候群」と呼んでい
夫婦が育児という目的だけで結びついていて、伴
また、
(参考:白井利明・編集「よくわかる青年心理学[第2版](ミネルヴァ書房・2015年)P179)
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P142、208、212)
「死」を意識する
若いころは、自分の前に無限の時間が横たわっているような気がするものですね。自分が死ぬことなど、あまり考えないものです。
でも中年期に
そのため、死の存在を意識するようになります。
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P208、226)
ミッドライフ・クライシスは「アイデンティティ再構築」の合図
中年期までの発達は、
しかし、中年期に起こるこれらの変化は、
中年期には、このような変化が人生のさまざまな領域に同時に起こる
このため人によっては中年期に「私の人生はこれで良かったのか?」と、
ただし、ここで言う「危機」は「分かれ目」「岐路」
いま、ミッドライフ・クライシスの真っただ中の人は、このポイントを忘れないようにしましょう。
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P8)
(参考:無藤隆、岡本祐子、大坪治彦・編集「よくわかる発達心理学」(ミネルヴァ書房・2004年)P142、143)
ミッドライフ・クライシスの乗り越え方
ミッドライフ・クライシスの渦中にいると、終わりが見えないような不安な気持ちが募るかもしれません。でも安心してください。
ミッドライフ・クライシスを乗り越えるには、
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P209)
「これまでの人生」を振り返る
これまでの人生を振り返って、「自分」を分析してみましょう。
自分ではたいしたことがないと思うようなことでも、それはあなたの人生の一部です。よく感じてみましょう。
また、あなたには大切にしてきた価値観があると思います。それは何でしょうか?それらから何が得られましたか?
さらにどんなことをしていたときに「
これらの問いについて丁寧に分析してみてください。
きっと「
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P209)
(参考:無藤隆、岡本祐子、大坪治彦・編集「よくわかる発達心理学」(ミネルヴァ書房・2004年)P143図16)
(参考:岡本祐子「中年のアイデンティティ危機をキャリア発達に生かすー個としての自分・かかわりの中での自分ー」)
軌道修正をする
中年期のあなたは、自分の残りの人生の時間について感じることもあると思います。
そこで「私の人生の時間には限りがある」ということを踏まえた上で、
周りの人たちの関係性は、
自分のあり方を主体的に見つめ直し、
(参考:林洋一・監修「最新図解 よくわかる発達心理学」(ナツメ社・2022年)P209)
(参考:無藤隆、岡本祐子、大坪治彦・編集「よくわかる発達心理学」(ミネルヴァ書房・2004年)P143図16)
(参考:岡本祐子「中年のアイデンティティ危機をキャリア発達に生かすー個としての自分・かかわりの中での自分ー」)
ミッドライフ・クライシスは、新しい人生への入り口
ミッドライフ・クライシスは、
つまりそれは「新しい人生への入り口」です。
あなたはいままでの役割を、精一杯頑張ってきましたね。そしてあなたはいま、一つの段階を終え、生まれ変わろうとしています。
あなたの輝く未来が叶いますように、私はいつも応援しています。