こんにちは、大鈴佳花(おおすずよしか)です。
「なんだか人生うまくいかない」「ずっと疲れが溜まっている」「こんなときの過ごし方ってどうすればいいの?」
この記事を読んでいるあなたは、こんな疑問を持っていませんか?
ここでは、そんな「人生がうまくいかない」と感じているあなたのために、以下のことを整理しました。
Contents
「人生うまくいかない」そう感じる理由は?
オーストラリア、メルボルン大学のブルース・ヘディとアレクサンダー・ウェアリングの研究によると、幸運な人には幸運が何度も訪れ、反対に悲観的な人はネガティブな経験をより多く経験していたことが明らかになりました。
この研究では、あなたの持っている「気質」が、その後に起きる出来事に強く影響を与えているということなんです。
気質というのは、持って生まれたものだと考えてください。
それは楽観的な気質と、悲観的な気質という二つに分けることができます。
この研究によると、楽観的な気質とは「未来に希望を抱くこと」だと言います。
「物事は必ず打開できる」「どんなことがあっても必ず対処できる」という揺るがぬ思いを持っていて、人生に悪いことが起こっても、対処できると信じている人たちのことをここでは言います。
そういう人には繰り返し幸運が訪れるそうなんです。
反対に悲観的な気質を持って生まれた人は、未来に不安や懸念を抱きがちで、どこかに危険は無いかと絶えず気を配っている人のことを指します。
うまくいきそうなことよりも、うまくいかなそうなことに多くの注意を向けてしまう。
言ってみれば、慎重度合いがすぎる人々と言われています。
リスクを冒すよりも安全な道を選ぶのが、悲観的な気質の人の特徴です。
そういう人には、繰り返しネガティブな経験が訪れてしまうそうなんです。
あなたの人生がうまくいかないのは、実は自分の気質が原因かもしれません。
(参考:エレーヌ・フォックス『脳科学は人格を変えられるか』文春文庫、26頁。)
人生うまくいかないときの過ごし方・取るべき行動7選
気質は、持って生まれたものだからあきらめなければいけないのか?と言えば、そうではないんです。
もしあなたが悲観的な気質を持っていても大丈夫!
この記事では、「人生うまくいかない!」そう感じるあなたのために、取るべき行動を紹介します。
じっくり読んで、持って生まれた気質を超えていってくださいね!
行動1.自分ではどうにもならないことは気にしない
私たちの世界には、自分でコントロールできることとできないことがあります。
たとえば、どこの国に生まれるか、国籍を自分で決めることは難しいでしょう。
どのような家に生まれるか、両親や兄弟を選ぶことも不可能です。
こういったことは自分ではどうにもならないことであり、変えられないことです。
おそらく、この記事を読んでいるあなたは日本人である可能性が高いと思いますが、「他の国に生まれたかった!」と思っても、今から変えることはできませんよね。
そして簡単に国籍を変えることもできません。
また、自分の行動はコントロールできますが、他人の行動はコントロールできません。
感情も同じように、相手がどんな感情を持つかは、こちらではどうすることもできないのです。
周りの人がイライラしていたとき、こちらがイライラを鎮めようと働きかけても、結局はその人のイライラが収まるかどうかはその人次第なんですね。
人生がうまくいかないと考える人は、自分でどうにもならないことをどうにかしようとしすぎることがあります。
それよりも、自分ができることに集中してみてください。
案外、うまくいかない問題の原因は、自分にあるのではなく、周りの環境や時期的な問題の場合もあります。
うまくいかなかったことでも、タイミングが来たら解決することもあります。
だから自分の力でどうしようもないことには、固執しすぎないことが大切です。
行動2.自分の失敗を許す
人生がうまくいっていないときは、自暴自棄になってしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、「どうせ自分なんてもうダメなんだ」「どうにでもなれ!」なんて言いたくもなってしまうものですね。
そしてどうしてうまくいかないんだろうと、自分を責めてしまうこともあります。
あなたは失敗をしたときに、どんな気持ちになりますか?
失敗をしたときに自分にどんな気持ちを持つかで、その後の人生がうまくいくかどうか変わります。
失敗をしたとき、「自分はなんてバカなんだろう・・・」「なんでこんなこともできないんだろう」と思って自分を責めていませんか?
自分を責めるとき、脳はストレスを感じています。
すると、そのストレスのせいで自己コントロールが難しくなってしまうのです。
ストレスを晴らそうと、甘いものやお酒をとりすぎてしまったり、衝動買いに走ったりするかもしれません。
ひょっとしたらあなたにもそんな経験があるんじゃないでしょうか?
つまり失敗したときに自分を責めると、逆効果なんですね。
小さな失敗をしたからといって、それが人生の致命的な問題になるかと言えば、おそらくそういう状況はあまりないと思います。
だから失敗しても自分を責めるのではなく、 自分への思いやりを持つことが大事です。
一番良くないことは、 少しの失敗で自分を責めてしまい、人生に希望を失くしてまうことなんです。
「どうせダメだ」「やってもしょうがない!」などと思ってしまっては、うまくいくこともうまくいかなくなってしまいます。
失敗したとしても、自分を労り、許す気持ちを持つように心がけてください。
(参考:ケリー・マクゴニカル『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』74頁)
行動3.エクササイズやスポーツ、音楽などの趣味でストレスを解消する
ストレスがあるとき、私たちの脳は正しい判断ができません。
反対にストレスがないときは、私たちの脳は正しい判断ができるのです。
世の中で成功している人や幸せな人たちは必ずと言っていいほど、運動を習慣にしていますよね。
そして幸せな人は不幸と感じる人よりも趣味を持っていることも研究でわかっているのです。
運動や趣味はストレスを解消してくれる作用があります。
ストレスが解消されると、私たちの脳は正しい判断ができるようになります。
だからこそ、成功したり幸せになっていけるのです。
あなたが今、人生うまくいかないと感じているのなら、それは運動をしていなかったり趣味がないことで、脳のストレスが上手に解消されていないからかもしれませんね。
米国心理学会では、効果的なストレス解消法に、運動や読書、音楽を楽しむことをあげています。
また、家族や友人と一緒の時間を過ごしたり、マッサージを受けたりすることも良いそうです。
このようなストレス解消をすることで、脳内物質に変化が起こります。
ストレスホルモンが減り気分が良くなったり、 幸せを感じるホルモンが活性化されるためリラックスでき、ストレスが解消されます。
運動量の多いハードなエクササイズやスポーツがハードルが高いと感じる人には、ヨガがオススメです。
ヨガはゆったりした呼吸とともに体を動かしていくので、 心身ともにリラクゼーションできます。
ストレスを感じて強張っていた体が柔らかくなり、気持ちに余裕も生まれてくるでしょう。
ヨガなら場所を取らずに、自宅でも簡単にできますよね。
最近は、YouTubeなど無料動画アプリでもヨガの基礎的な内容がわかりますので、ぜひ調べて参考にしてみてください。
(参考:ケリー・マクゴニカル『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』76頁)
(参考2:趣味がない人の特徴とその解決方法は?今日からすぐに始められる趣味11選も紹介)
行動4.「うまくいかない」と感じる前のモチベーションを思い出してみる
あなたには、目標があったのではないでしょうか?
始めは、やり遂げたい目標があったと思うんです。
人生がうまくいかない理由は、思うようにいかないことが繰り返されて、いつの間にか目標を忘れているからかもしれません。
または、ストレスのせいで自己コントロールができなくなり、目標を達成する以外のことに時間と労力をかけてしまっている可能性もあります。
「どうせうまくいかないから、もういいかな」とあきらめて、苦しんでいる場合もありますよね。
もし、まだあなたの中に目標達成への決意や意思が残っているなら、かつて描いたモチベーションを思い出すのも効果的です。
あなたはなぜその目標を達成しようと思ったのでしょうか?
そのときに戻って、ありありと思い出してみてください。
そして、その目標を達成するために、どんな行動をとればいいか考えてみるのです。
誰かにアドバイスを求めてもいいでしょう。
これまで学んできたことがあれば、メモをとったノートを見返してみるとヒントが見つかるかもしれません。
そして、目標を達成した後の自分の姿を頭の中ではっきりを映像化します。
ただぼんやりとうまくいかないことに悩んでいては、先に進みません。
具体的な方法を複数あげて、実際に一つずつ行動に移すようにしましょう。
うまくいかないと感じたあなたの人生にも、必ず光が見えてくるはずです。
(参考:ケリー・マクゴニカル『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』85頁)
行動5.友人の力を借りる
人生がうまくいかないと悩んでいる場合、友人に話を聞いてもらうことも助けになりますね。
親しい友人なら安心して、つらい気持ちを打ち明けられます。
静岡文化芸術大学の福岡欣治氏の研究によると、友人への自己開示と友人のサポートが感情の改善につながるそうです。
実は、友人への相談には、感情面でいろいろな意味があります。
まず、一人で抱えていた重い気持ちを吐き出すことで、発散されて気持ちが軽くなる効果があるのです。
友人が話を聞いてくれて、自分の気持ちを受け入れ理解してくれたら、安心感を覚えますよね。
そして、第三者の客観的な視点で問題点を指摘してくれたり、アドバイスをくれたら、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。
解決策が見つかれば、「また頑張ろう」という意欲も感じられるようになるでしょう。
身近な人へ相談をすることは、現状を打破する近道でもあるんです。
一人で抱え込まず、ときには友人にサポートを求めてみてくださいね。
そして、あなたのために時間を割いて相談にのってくれた友人に感謝を忘れないようにしましょう。
(参考:高橋幸子「対人ストレスを身近な他者に相談する過程の検討」Japanese Journal of counseling science,2013年46号)
行動6.同じ目標を持つ仲間を見つける
一人で頑張ろうと思っても、なかなか続かないことも多いですよね。
その場合は、頑張れるように仕組みを作ることが大切です。
それは、同じような目標を持つ仲間を見つけることなんです。
目標に向かって頑張っている人が周りにいれば、自分の中で努力することが当たり前と感じられるようになるのです。
すると一人で頑張っていたときよりも、小さな力で継続することができるのです。
今の時代はインターネットで検索すれば、さまざまな交流会やイベントが見つかりますよね。
そういった場所で仲間となる人やグループを探してもいいですよね。
そして友人を誘って、自らグループを作ってもいいでしょう。
同じ目標を持っている人は、実は同じような悩みを抱えている可能性が高いです。
苦境に立たされたとき、どのように向き合っているのか参考にできる部分もあると思います。
また、具体的な解決策を知っている可能性もありますよね。
ちょっと想像してみてください。
同じ目標を持った仲間に囲まれているあなたを。
一人だったときは無理だと感じていたことでも、同じような立場の人がいるなら一緒に頑張れると感じませんか?
仲間のやる気を励みにして、うまくいかない状況を乗り越えらえれるかもしれません。
これからは、仲間とともに豊かになる時代です。
だからもう、一人だけで頑張るのはやめましょう。
あなたと同じ目標を持つ仲間を、ぜひ探してみてくださいね。
(参考:ケリー・マクゴニカル『図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室』108頁)
行動7.他人と比べない
あなたは今、人生上手くいかないと感じているかもしれませんが、それは本当でしょうか?
実は人と比べて、自分は上手くいっていない思い込んでいることはありませんか?
私たちは、つい他人と自分を比較してしまうことがありますよね。
そういうときは、目に見えてわかりやすいものを基準にして比較をしてしまうことがあります。
たとえば、年収がいくらかなどの数字で判断することもあります。
金額が人より高ければ、自分はうまくいっていると感じている可能性があります。
どんな家に住んでいるか、どんな持ち物を持っているのかなど、所有物で判断することもあります。
また、外見的なことで、美人かどうか、かっこいいかどうかなどで比較してしまうこともあるでしょう。
これらはすべて外から見てわかりやすいことです。
そして私たちはそういったわかりやすいものに、左右されてしまいがちなんです。
でも、何が自分にとって本当に大事かというのは、他人との比較からは生まれないのです。
それは自分自身の感性で決めることなんです。
私たちが人生で何に価値を感じるかはそれぞれ違います。
あなたは何に価値を感じていますか?
お金を稼ぐことですか? 家族を大事にすることでしょうか?
それとも、好きなことをしている時間が一番大切ですか?
自分の大切だと思うことを思い出してください。
他人と比較しても、自分にとって大事なことは見えてこないのです。
自分の感性を磨いていってくださいね。
すると大切なことに気づけるはずです。
人生うまくいかないと感じる時に避けるべき行動
ここまで、人生うまくいかないと感じる時に取るべき行動についてご紹介しました。
次は、避けるべき行動についてご紹介しますね。
1.失敗した自分を責める(自己批判をする)こと
人生がうまくいかないときは、失敗が続いているときかもしれませんね。
良かれと思ってしたことが空回りして、余計にうまくいかなくなってしまうような場合もあるかもしれません。
そうしたとき、私たちはかなりのストレスを感じていると思います。
うまくいかせようと焦る気持ちもあるでしょう。
人生がうまくいっていないときは、自暴自棄になってしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、「どうせ自分なんてもうダメなんだ」「どうにでもなれ!」なんて言いたくもなってしまうものですね。
そしてどうして上手くいかないんだろうと、自分を責めてしまうこともあります。
でもね、そういうときに自分を責める言葉を使ってしまうと、そこから抜けることができなくなってしまうんです。
言葉には、人生を引き上げてくれるものと引き下げてしまうものがあります。
自分を責める言葉は、人生を引き下げてしまうものなんですね。
引き上げる言葉を使うと、私たちの感情はそれに合わせたものに変わり、それが思考や行動に影響していきます。
だから抜け出すことができるのです。
引き下げる言葉を使うと、私たちの感情はそれに合わせたものに変わり、やっぱりそれが思考や行動に影響していきます。
だからなおさら人生が下降してしまいます。
人生が上手くいっていないときに引き上げてくれる言葉は、「私は大丈夫」「私はツイてる!」「私はやればできる!」
反対に引き下げてしまう言葉は「どうせ私なんてダメなんだ」「人生もうどうにでもなれ!」「ツイてない」
人生が上手くいっていないときほど、自分を責める言葉ではなく、引き上げる言葉を意識して使ってみてください。
さらにここでのポイントは、引き上げる言葉のときに「私は」「僕は」など自分を指す言葉を入れてください。
「誰が」というのが大切なので、ただ「大丈夫」と言うんじゃなく、「私は大丈夫」
ただ「ツイてる!」と言うんじゃなく、「私はツイてる!」と言います。
2.不機嫌な人の近くにいること
あなたの職場や周りの人に、イライラしたり意味もなく不機嫌な人がいるかもしれません。
もし不機嫌な人が周りにいたら、なるべく近寄らないようにしましょう。
私たちの脳は、近くにいる人の脳や感情、行動をモノマネしてしまいます。
だから不機嫌な人の近くにいると、影響されて自分まで不機嫌になってしまうのです。
不機嫌になるようなことが自分に起こっていなくても、自分にまで不機嫌が伝染してくるのです。
さらに人生がうまくいっている人は、自己肯定感があり、自分を責めるようなことはしません。
そして、同じように他人を意味もなく責めたりするようなこともしません。
不機嫌な人は、自分の人生に幸せを感じていないことが多いと感じます。
それは、不機嫌な人の人生がうまくいっていないということです。
不機嫌な人の近くにいると、やっぱり影響されて自分まで人生がうまくいかなくなることがあります。
なぜなら先ほども言ったように、私たちの脳は近くにいる人の脳や感情、行動をモノマネしてしまうからです。
そしてそれが人生を創っていきます。
不機嫌な人の近くにいると、「自分の人生が悪くなる」
これは極論のように聞こえるかもしれませんが、事実その通りです。
さらに必要以上にへりくだってご機嫌をとったり、 自分までムッとして怒りをぶつけたりするようなことはしないようにしてください。
あなたは自分の人生を生きましょう。
相手に影響されることなく適切な距離をとり、自分の輝く人生を創造してくださいね。
まとめ
人生がうまくいかないときは、その渦中にいるとなかなか気づくことができないかもしれません。
でも、うまくいかないときはうまくいかない理由があるのです。
人生がうまくいっている人は、うまくいく行動をとっています。
うまくいかない人は、うまくいかない行動をとってしまっているのです。
自分の人生を客観的に見て、どうしたらうまくいくようになるのか気づくことで、うまくいかない人生を終わらせることができます。
あなたがもし、今人生がうまくいっていないとしたら、ここに書いた方法ですぐ良い変化が起こっていきます。
だからぜひ、やってみてくださいね。
あなたの人生が輝くものになりますように、私はいつも応援しています。